電力システムⅡ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電力システムⅡ
科目番号 0154 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 発変電工学(改訂版)(電気学会)
担当教員 佐藤 匡,小笠原 亨,坪内 亮太,佐野 元希

到達目標

発電用資源と発電方式,水力発電の特徴発電所の構造を理解する.また,火力発電の特徴・構造について理解する.さらに,大気汚染等の公害問題と火力発電所で実施している環境対策について学ぶ.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前半では発電用資源と発電方式,水力発電の特徴発電所の構造を理解する。後半では火力発電の特徴・構造について理解する。また,大気汚染等の公害問題と火力発電所で実施している環境対策について学ぶ。また、全体を通して企業等の実務経験者が指導を行う。この科目は、企業で発電所業務を担当している講師が、その経験を活かし、電力システムに関して講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
パワーポイント、プリントを中心に授業を進め,水力発電所,火力発電所の概要について説明する。
注意点:
本科(準学士課程):RB2(◎)
環境生産システム工学プログラム:JB3(◎)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業概要 発電用資源と発電方式 シラバスの説明、'エネルギー資源と発電方式の概略、電力系統の概略、電気事業の概略
2週 水力発電の概説 理論水力の求め方、水力発電所の発電方式
3週 水力学 水の特性、流体静力学、流体動力学
4週 流量と落差 降水量と流量、流量の測定
5週 流量と落差 発電所の使用流量、落差と損失、可能発生電力量
6週 水力設備 発電用ダム、可動ダム、ダムの付属設備
7週 水車 水車の種類、水車の特性、水車の選定他
8週 中間試験
2ndQ
9週 火力発電所概要 試験の返却と解説、福井火力発電所紹介,主要系統説明
10週 燃料の種類 火力発電所で使用する燃料の種類・特徴
11週 ボイラー設備概要 ボイラーの種類・特徴
12週 タービン設備概要 タービンの種類・特徴
13週 電気設備概要 発電機と冷却技術
14週 火力発電所の熱サイクル,環境対策 各熱サイクルと効率、NOx・SOx低減対策と水処理
15週 学習のまとめ 電力システムⅡのまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電力水力発電の原理について理解し、水力発電の主要設備を説明できる。4
火力発電の原理について理解し、火力発電の主要設備を説明できる。4

評価割合

試験課題発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合901000000100
基礎的能力2000000020
専門的能力70100000080
分野横断的能力00000000