中国語

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 中国語
科目番号 0165 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『マンガ 日中いぶこみ劇場』(相原茂・費燕・蘇明 著) 朝日出版社
担当教員 関 泉子,伊勢 光

到達目標

(1)文法的に正しく、更に中国語として自然な文章を学ぶ。
(2)日中の異文化コミュニケーションをめぐるズレや違いを学び、考え方や国民性の違いを知る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本語のセリフを自然な中国語へと翻訳できる。さらに、臨場感を持って話すことができる。日本語のセリフを文法的に正しく翻訳できる。ネイティブが聞き取り理解できる話し方ができる。基礎的な中国文が書けない。簡単な中国語の会話ができない。
評価項目2翻訳をする際に、常に「中国人ならどう言うのが自然か」を考えながら行う。翻訳をする際の、基本的なルールを把握する。日本語を中国語へと翻訳をする力が不足している。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA1 説明 閉じる
JABEE JA1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業は4年生で習得した中国語を基礎として、構文力・会話力のアップを目的とします。教科書は四コマのマンガ仕立てになっているので、漫画の中の日本語のセリフを中国語へと翻訳する訓練を行います。また、その際に必要な構文も習得していきます。
授業の進め方・方法:
4年生で習得した中国語の基礎知識を確認しながら、引き続き文法・表現を学習していきます。マンガの日本語のセリフを中国語に訳します。そして、口からスラスラとセリフが出るように訓練します。その際はただ丸暗記するのではなく、常に、中国人の発想や論理思考が日本人とどう異なるのか、意識しながら行いましょう。
注意点:
成績は年4回のテスト(各25%)のみで評価する。予習復習を欠かさず行い、理解を定着させておくこと。音声をダウンロードして、何度も聞いて、真似てください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 四年生で習ったことを復習 発音並びに習った文型の復習を行う。
2週 第一課 朝の公園 副詞「こんなに」と「すべて」を練習。 感嘆文を覚えて使えるようにする。
3週 第二課 悪い石 結果補語を復習し、使役動詞を用いて「誰かに何かをさせる」文を理解する。
4週 第三課 餃子 料理を注文する時の「~をください」が言える。技術習得の「会」の他に、可能性の「会」を覚える。「めずらしい」を覚える。
5週 第四課 寒くないか 「大丈夫」 「今なお」を組み込んだ文が言える。 語気助詞「的」で強調表現ができる。
6週 第五課 麻雀をする 「~したらすぐに」を用いて、二つの文を繋ぐことができる。 完了実現の他に、変化の「了」を理解する。 「はやくして」と、相手を急かす。
7週 第六課 お見合いコーナー 「もう~だ」 「~したばかり」 「~でもあり、また」という三つの副詞を使いこなせる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 第七課 レンタル彼女 テスト返却並びに解説。複合方向補語を作る。 「~すべきものがない」 「残念なのは」を勉強する。
10週 第八課 ピアノ、お上手ね 様態補語で、より詳しく形容できるようになる。 助動詞「すべきだ」 「まさか~じゃないの」の表現を覚える。
11週 第九課 無洗米 疑問詞を抱えた疑問文を理解する。 誰かを「手伝う」言い方と、誰かに「手伝ってもらう」言い方を学ぶ。 「量詞」を増やす。
12週 第十課 温かいものを食べたい 感嘆詞 「的」フレーズで強調表現ができる。 ABB型形容詞で、よりビビットに形容できるようになる。
13週 第十一課 転職する 近未来文。まもなく起こることを伝えることができる。 「意外にも」 「見た感じ」を入れた文が言える。
14週 第十二課 プライバシー 「どれぐらい~」 「~あまり」を用いた文が言える。 「それなら」という接続詞を用いて、文を受けたり繋いだりできるようになる。
15週 前期のまとめ 前期で学んだすべての項目を総復習し、理解を深める。
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 第十三課 「~と思う」を覚えると共に、中国語で用いる際の注意点を知る。 「明らかに」 「なんで」を使いこなせる。
2週 第十四課 「まだ~していない」  「いまだに」を用いて、実現していないことを表現できる。借用動量詞を理解し、「一口」などを言えるようにする。
3週 第十五課 「~みたいだ」と推測する表現ができる。 「~すべきだ」を表わす助動詞を覚える。 「あるいは」を用いて、可能性をいくつか挙げることができる。
4週 第十六課 受け身文を覚えて、どんな被害に遭ったかが言える。 動詞+給で、ある動作を誰かのために行う表現を覚える。 「~に照らして」行動する表現を覚える。
5週 第十七課 「~するのをやめた」を学び、「不」と「了」の関係を把握する。 「役に立つ」か「立たないか」を表現できる。 
6週 第十八課 会社や上司、指導者が誰かを派遣し、あることをさせる文を学ぶ。 「~しなければならない」 「最も」を使えるようになる。
7週 後期前半のまとめ 後期前半に学んだすべての項目を復習し、理解を深める。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 第十九課 テスト返却並びに解説。「申し訳ない」と謝る表現ができる。 不満を表す反語文 「何言ってるのよ」が使える。
10週 第二十課 「有」の連動文と、日本語に相当する同様の表現との違いを知り、使えるようになる。 「~のように見える」 「などなど」を表現できるようになる。
11週 第二十一課 「早く」 「なぜ」を覚えて使いこなせる。 「~してこそはじめて~だ」は、日本語の「~しなければ~ではない」に相当することを理解し、実際に文を作成して言えるようになる。
12週 第二十二課 存現文:新たに出現することを表現する。 「とても~だよ」 「まったくもう!」を覚え、強調表現を増やしていく。
13週 第二十三課 仮定の接続詞「もし~なら」を用いて、複文が作れるようになる。 「少なくとも」という副詞が使える。 常用挨拶語を暗唱する。
14週 第二十四課 伝聞表現。誰かから聞いた話を相手に伝えることができる。 程度の高さを表わす副詞「可」が言える。 接続詞「例えば」を使いこなせる。
15週 後期のまとめ 後期に学んだすべての項目を復習し、理解を深める。
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験課題合計
総合評価割合1000100
基礎的能力1000100
専門的能力000
分野横断的能力000