概要:
他者と良好な人間関係を構築しながら、自分の意見を説得的にわかりやすく伝えられる能力を育成する。また、自己評価および他者評価を通して自分の話し方を内省し、改善する力を養う。
論点を深めるために、相手の話を傾聴する技術を身につける。
授業の進め方・方法:
発表、ディスカッション、プレゼンテーションの三つの手法を用いて授業を行う。いずれの場合も、はじめに話す内容を整理し、メモを作成する。その中には自分の主張を説得的なものにするために必要な情報を収集し、取り入れることも求められる。最後に、自身及びクラスメイトの言語使用や論の組み立て方を振り返り、改善させる。
注意点:
1.話すことが主体の授業であることを理解したうえで授業に臨むこと。
2.説得的に論を展開する必要があるため、客観的根拠や背景知識を事前に準備する必要がある。従って主観的な根拠を基に主張を展開したり、明確な主張を持たない場合は必然的に評価が下がるので注意すること。
3.授業外に情報を収集するなどの準備が求められる。
4.発表、ディスカッションの回に授業を休むと、その回の評価点が0になるので注意すること。グループ活動時の欠席も減点対象となる。
5.5回以上欠席(2回遅刻につき1回欠席とみなす)すると単位が認定されない。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション/本授業における発表、討論、ディベート、プレゼンテーションの違いについて |
授業の進め方、評価の仕方、諸注意などが理解できる。 四つの活動の違いと目的が理解できる。
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2週 |
発表(1)/聞きやすい話し方 |
発表課題についてグループで相談し、内容を考える。
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3週 |
発表(2)/人を動かす伝え方 |
ペアでスクリプトを作成する。
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4週 |
発表(3) |
聞き手にわかりやすく話すことを意識して発表する
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5週 |
具体化と抽象化 |
具体と抽象の区別を確認し、両方の考え方を行き来する手法を学ぶ。
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6週 |
アナロジー的思考/新商品、イベントを企画する |
アナロジー的思考を生かし、新商品を企画、発表する。
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7週 |
ディスカッション(1) |
教師の講義および新聞記事を読み、自分の意見をまとめる。
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8週 |
ディスカッション(2) |
与えられたテーマについてグループで意見交換し、グループの意見をまとめる。
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4thQ |
9週 |
ディスカッション(3)、ディベート(1) |
(1)でまとめた意見を他のクラスメイトが納得するように発表する。/ディベートについて確認し、ディベートのテーマを決定する。
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10週 |
ディベート(2) |
与えられたテーマについてグループで意見交換し、賛成、反対の立場の意見と根拠をまとめる。
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11週 |
ディベート(3) |
グループでまとめた資料をもとに、他のグループとディベートを行う。
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12週 |
ディベート(4) |
グループでまとめた資料をもとに、他のグループとディベートを行う。
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13週 |
プレゼンテーション(1)/わかりやすいプレゼンテーション |
プレゼンテーションについて説明できる。与えられたテーマについて、必要な資料を収集し、メモを作る。
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14週 |
プレゼンテーション(2) |
プレゼンテーションを行うためのスライドを作成する。
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15週 |
プレゼンテーション(3) |
作成したスクリプト及びPPTを用いて聞き手を意識したプレゼンテーションができる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。 | 4 | |
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。 | 4 | |
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。 | 4 | |
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。 | 4 | |
論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。 | 4 | |
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。 | 4 | |
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。 | 4 | |
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。 | 4 | |
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。 | 4 | |
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。 | 4 | |
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。 | 4 | |
論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | 後4 |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | 後4 |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | 後2,後12,後14,後15 |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 後2,後3,後12,後14,後15 |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 後14 |
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。 | 4 | |
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。 | 4 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | 後4,後6,後12,後14 |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | 後1,後4,後6,後12,後14,後16 |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | 後2,後4,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後14 |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | 後1,後3,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後13 |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | 後1,後4,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | 後1,後4,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13 |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | 後1,後4,後7,後8,後9,後10,後11 |