概要:
将来,エンジニアとして働くときに関わる様々な法や法律(憲法,民法,刑法,知的財産関連法,個人情報保護法など)に関する知識を習得し,物事に対して多角的・多面的な視点から考察をする力,事実に基づいた主張を根拠として合意を形成する力を身につける。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行うが、適宜グループワーク等を行う。
注意点:
評価方法:期末試験(70%)+毎回の授業で課す提出物(minutespaperや小テスト等)(20%)+レポート(10%)とする。
※授業態度も成績評価の対象とする。
※授業を休む場合は,通常の欠席,公欠を問わず授業時間前までに必ず連絡をすること。連絡なしの休みの場合は,当該授業回で課した提出物は一切受け取らない。また,締め切り遅れの提出物は評価点の50%で換算する。
評価基準:100点満点で60点以上を合格とする。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業のガイダンス 身近な法 |
授業計画や評価を確認し,授業を受けるルールを理解する。 身近な法について理解し,法を体系的に理解する。
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2週 |
政治参加と裁判員制度 |
政治参加の意義や合意形成の重要性を理解し,模擬裁判を通して裁判員制度について理解する。
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3週 |
政治参加と裁判員制度 |
政治参加の意義や合意形成の重要性を理解し,模擬裁判を通して裁判員制度について理解する。
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4週 |
日本国憲法制(1)基本的人権 |
人権の享有主体と人権の制限について理解し,説明することができる。
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5週 |
日本国憲法制(2)基本的人権 |
自由権について理解し,説明することができる。
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6週 |
日本国憲法制(3) 基本的人権 |
社会権について理解し,説明することができる。
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7週 |
知的財産に関連する法と制度 |
著作権法をはじめとする知的財産制度について理解し,説明することができる。
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8週 |
民法(1) |
契約法の基礎知識を理解し、説明することができる。
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4thQ |
9週 |
民法(2) |
契約法の基礎知識を理解し、説明することができる。
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10週 |
民法(3) |
契約法の基礎知識を理解し、説明することができる。
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11週 |
製造物責任法 |
製造物責任法の基礎知識を理解し,説明することができる。
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12週 |
刑法(1) |
刑法の目的,犯罪の成立について理解し,説明することができる。
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13週 |
刑法(2) |
構成要件,違法性阻却事由,責任阻却事由について理解し説明することができる。
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14週 |
刑法(3) |
構成要件,違法性阻却事由,責任阻却事由について理解し説明することができる。
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15週 |
個人情報保護法 |
個人情報保護法の基礎知識を理解し,説明することができる。
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16週 |
試験返却と授業の振り返り |
振り返り
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 3 | 後11 |
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 3 | 後7,後15 |
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。 | 3 | 後7 |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 3 | 後7,後10,後14 |
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。 | 3 | 後1,後7 |