概要:
Java言語による基本的かつ代表的なプログラムの概念やアルゴリズムについて講義し、演習によって理解を深める。
実際にプログラムを記述して実行しながら授業を進めることで、自力でプログラムを組み立てられることを授業の目標とする。
授業の進め方・方法:
教科書を用いた講義と、BYODパソコン利用による演習を中心に進める。授業時間を以下のように分割して進める。
「授業の前半」教科書を用いて、プログラムを実行しながら講義を進める。
「授業の後半」課題の演習や練習問題を解く演習を行う。
関連科目:情報構造論、オペレーティングシステム論、システム設計
注意点:
学習教育目標:RB2(◎)
関連科目:情報構造論、オペレーティングシステム、ソフトウェア工学
学習教育目標の達成度評価方法:前期(中間期末試験)50%、後期(中間期末試験)で50%とする。
学習教育目標の達成度評価基準:60点以上を合格とする。
再試:再試を行う場合もある。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 変数の概念を説明できる。 | 4 | 前3 |
データ型の概念を説明できる。 | 4 | 前3 |
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 4 | 前3 |
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。 | 4 | 前5 |
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。 | 4 | 前6 |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 4 | 前13 |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 4 | 前16 |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 4 | 前16 |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 4 | 前16 |
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。 | 4 | 前2 |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 4 | 前2 |
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。 | 3 | |
主要な計算モデルを説明できる。 | 3 | |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。 | 4 | 後14,後16 |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。 | 4 | 後14,後16 |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 4 | 後14,後16 |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。 | 4 | 後14,後16 |
ソフトウェア | アルゴリズムの概念を説明できる。 | 4 | 後10 |
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。 | 4 | 後10 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。 | 3 | 後10 |
時間計算量によってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。 | 3 | 後10 |
領域計算量などによってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。 | 2 | 後10 |
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。 | 4 | 後11,後13 |
コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。 | 4 | 後7 |
同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを説明できる。 | 4 | 後7 |
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造の概念と操作を説明できる。 | 4 | 後8 |
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造を実装することができる。 | 4 | 後9 |
ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。 | 3 | |
ソースプログラムを解析することにより、計算量等のさまざまな観点から評価できる。 | 3 | 後10 |
同じ問題を解決する複数のプログラムを計算量等の観点から比較できる。 | 3 | 後10 |
情報数学・情報理論 | コンピュータ向けの主要な数値計算アルゴリズムの概要や特徴を説明できる。 | 2 | |
情報量の概念・定義を理解し、実際に計算することができる。 | 2 | |
情報源のモデルと情報源符号化について説明できる。 | 2 | |
通信路のモデルと通信路符号化について説明できる。 | 2 | |