ソフトウェア工学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 ソフトウェア工学
科目番号 0055 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 実践的ソフトウェア工学第2版 浅井治 近代工学社
担当教員 波多 浩昭

到達目標

1.ソフトウェアにおけるシステム開発のプロセスを理解している。
2.要件定義とモデル化手法を理解している
3.ソフトウェア設計、製造管理手法について理解している
4.ソフトウェア試験および品質管理について理解している

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ソフトウェアを中心としソフトウェアにおけるシステム開発のプロセスを十分理解している。ソフトウェアにおけるシステム開発のプロセスを理解している。ソフトウェアにおけるシステム開発のプロセスを理解が不十分
評価項目2要件定義とモデル化手法を十分理解している要件定義とモデル化手法を理解している要件定義とモデル化手法を理解が不十分
評価項目3ソフトウェア設計、製造管理手法について十分理解しているソフトウェア設計、製造管理手法について理解しているソフトウェア設計、製造管理手法について理解が不十分
評価項目4ソフトウェア試験および品質管理について十分理解しているソフトウェア試験および品質管理について理解しているソフトウェア試験および品質管理について理解が不十分

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ソフトウェアのライフサイクル(工程)、およびそれぞれの工程で利用される開発技法について学習する。
授業の進め方・方法:
教科書を用いた講義と演習
注意点:
本科(準学士課程)の学習教育目標:RB2(◎)
環境生産システム工学プログラムの学習教育目標:JB3(◎)
関連科目:計算機構成論Ⅰ・Ⅱ、プログラミング応用、システム工学
学習教育目標の達成度評価方法:期末試験50%、プレゼンテーション50%とする。
再試:期末試験においては再試を行う場合もある。
学習教育目標の達成度評価基準:60点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 【講義】概要 ソフトウェアの性質について理解する。創造工学演習とソフトウェア工学について議論する。
2週 【講義】開発工程(ソフトウェアライフサイクル) プロジェクトマネジメントについて理解する。
3週 【講義】ソフトウェア分析 プロジェクトマネージャーについて理解する。
4週 【講義】開発プロセス ウォータフォール開発の理解
5週 【講義】開発プロセス アジャイル開発の理解
6週 【講義】要求分析定義
ユースケース記述、ユースケース図の理解
7週 【講義】ソフトウェア外部設計 クラス設計 クラス図の理解
8週 【演習】ソフトウェア要求分析と設計 課題を与えユースケース記述とクラス設計を実践する
4thQ
9週 中間試験
10週 【講義】非オブジェクト指向型言語の設計 基本設計書 機能(外部)設計書 詳細(内部)設計書の理解
11週 【講義】ソフトウェア製造工程 コーディング規約の理解
12週 【講義】ソフトウェア試験工程 テストケース立案の理解
13週 【講義】ソフトウェア試験工程 信頼度成長曲線の理解
14週 【講義】ソフトウェア知的財産権 特許制度、ソフトウェア特許の理解
15週 【講義】まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野ソフトウェアソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。4後2
コンピュータシステムユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。4
プロジェクト管理の必要性について説明できる。4後15
WBSやPERT図など、プロジェクト管理手法の少なくとも一つについて説明できる。4後15
ER図やDFD、待ち行列モデルなど、ビジネスフロー分析手法の少なくとも一つについて説明できる。4

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100