電気磁気学Ⅱ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気磁気学Ⅱ
科目番号 0081 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「電磁気学―初めて学ぶ人のために」砂川重信(培風館)
担当教員 高久 有一

到達目標

電子物理現象を理解するため、その基礎となる電気磁気学について学ぶ。 まず、、電場、磁場に代表される「場」の概念を理解に始まり、マクスウエルの 方程式の数学的、物理的意味を理解し、それを応用する能力を身につけること を最終的な目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電場、磁場に代表される「場」の概念を十分理解する電場、磁場に代表される「場」の概念を理解する電場、磁場に代表される「場」の概念が理解できない
マクスウエルの 方程式の数学的、物理的意味を十分理解するマクスウエルの 方程式の数学的、物理的意味を理解するマクスウエルの 方程式の数学的、物理的意味を理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電子物理現象を理解するため、その基礎となる電気磁気学について学ぶ。 まず、電場、磁場に代表される「場」の概念を理解に始まり、マクスウエルの 方程式の数学的、物理的意味を理解し、それを応用する能力を身につけること を最終的な目標とする。これを3年、4年の2年間を通して学ぶ。
授業の進め方・方法:
3年生に引き続き電気磁気現象および諸概念について学ぶ。 特に、「磁場」「電磁誘導」について理解を深め、電磁場に関する 基本法則である「マクスウェルの電磁方程式」について学ぶ。
2年間を通して電気磁気学の体系の美しさについて理解を深めていくその過程を重視する。
加えて、電気磁気学の基礎科学としての重要性を認識させる。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明、電気磁気学Ⅰの復習
2週 定常電流の保存則 定常電流の保存則の理解
3週 オームの法則 オームの法則の理解
4週 起電力とキルヒホッフの法則 起電力とキルヒホッフの法則の理解
5週 静磁場の基本法則1 静磁場の基本法則1の理解
6週 静磁場の基本法則2 静磁場の基本法則2の理解
7週 ビオサバールの法則 ビオサバールの法則の導出
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験の返却と解説、復習
ここまでの総復習
10週 ソレノイドコイル ソレノイドコイルの理解
11週 ローレンツ力 ローレンツ力の導出
12週 磁気双極子 磁気双極子の理解
13週 磁性体 磁性体の理解
14週 電荷保存則と変位電流 電荷保存則と変位電流の理解
15週 前期・期末試験
16週 試験の返却と解説、復習
ここまでの総復習
後期
3rdQ
1週 ファラデーの電磁誘導の法則 ファラデーの電磁誘導の法則の導出
2週 運動する回路に発生する起電力 運動する回路に発生する起電力の理解
3週 インダクタンス1 インダクタンス1の理解
4週 インダクタンス2 インダクタンス2の理解
5週 過渡現象、交流回路 過渡現象の理解
6週 エネルギー保存則
エネルギー保存則の導出
7週 ベクトル解析 grad grad の理解
8週 後期中間試験
4thQ
9週 ベクトル解析
rot,div
rot,divの理解
10週 ガウスの定理
ストークスの定理
ガウスの定理、ストークスの定理の理解
11週 微分形のマクスウェル方程式 微分形のマクスウェル方程式の導出
12週 電磁波 電磁波の導出
13週 電磁ポテンシャル
電磁ポテンシャルの理解
14週 ローレンツ変換 ローレンツ変換の理解
15週 後期・期末試験
16週 試験の返却と解説、復習
電磁気学の理解

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容オームの法則、キルヒホッフの法則を利用し、直流回路の計算を行うことができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000