概要:
コンピュータの評価の定量化の方法と、高性能化手法を学び、その設計を行うための現在主流の設計方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
計算機、特にディジタル電子計算機について、その構成法と動作をアーキテクチャの観点から理解するとともに、計算機を構成する要素を回路のレベルから動作を理解し、目的に適した構成方法を自ら選択し設計する方法を修得する。
注意点:
本科目は履修単位科目である。本科目は企業で計算機の企画、設計を担当していた教員が、その経験を活かし、計算機の設計手法等について講義及び演習の形式で授業を行う。
授業においては、座学を中心とし、計算機アーキテクチャに関する講義とHDL演習を行なう。
本科(準学士課程)の学習教育目標 : RB2(◎)
環境生産システム工学プログラムの学習教育目標:JB3(◎)
関連科目:計算機構成論Ⅰ、Ⅱ(本科3、4年)、計算機システム(生産システム工学専攻1年)
学習教育目標の達成度評価方法:授業内容に関する試験を50%、HDL演習50%で評価する。 合格点に満たない場合はそれまでに出された課題をすべて提出している学生に限り、課題の追加提出および再試験およびレポートを実施する。
学習教育目標の達成度評価基準:学年成績60点以上
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 4 | |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 4 | |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 4 | |
計算機工学 | コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 4 | 前2 |
プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | 前2 |
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | 前2 |
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | 前2 |
コンピュータアーキテクチャにおけるトレードオフについて説明できる。 | 4 | 前2 |
ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。 | 4 | 前10 |
要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。 | 4 | 前10 |
コンピュータシステム | ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。 | 4 | 前1 |
デュアルシステムやマルチプロセッサシステムなど、コンピュータシステムの信頼性や機能を向上させるための代表的なシステム構成について説明できる。 | 4 | 前5 |
集中処理システムについて、それぞれの特徴と代表的な例を説明できる。 | 4 | 前5 |
分散処理システムについて、特徴と代表的な例を説明できる。 | 4 | 前5 |
システム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。 | 4 | 前1 |
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。 | 4 | 前1 |
プロジェクト管理の必要性について説明できる。 | 4 | 前1 |
システムプログラム | コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。 | 4 | |
記憶管理の基本的な考え方について説明できる。 | 4 | |