日本文学論

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 日本文学論
科目番号 0101 科目区分 一般 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『江戸川乱歩傑作選』(新潮文庫)
担当教員 松山 哲士,市村 葉子,池田 彩音

到達目標

(1)文学作品を的確に読み取り、作品の読解や考察を、根拠をもとにわかりやすく説明できる。
(2)作品の同時代的な背景や、影響関係、先行研究などを正しく把握し、説明できる。
(3)他者と意見を交流し、自らの読解や考察を深め、議論することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文学作品を的確に読み取り、作品の読解や考察を、根拠をもとにわかりやすく説明できる。文学作品をおおむね的確に読み取り、作品の読解や考察を、根拠をもとに説明できる。文学作品を的確に読み取れず、作品の読解や考察を、根拠をもとに説明できない。
評価項目2作品の同時代的な背景や、影響関係、先行研究などを正しく把握し、わかりやすく説明できる。作品の同時代的な背景や、影響関係、先行研究などをおおむね把握し、説明できる。作品の同時代的な背景や、影響関係、先行研究などを把握できず、説明できない。
評価項目3他者と意見を積極的に交流し、自らの読解や考察を深め、意欲的に議論に参加できる。他者と意見を交流し、自らの読解や考察を深め、議論に参加できる。他者と意見を交流せず、自らの読解や考察を深められず、議論に参加できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この授業では、大正期から昭和期にかけての推理小説の名手・江戸川乱歩の短編小説を読む。文学作品の一言一句に注意を払いながら、同時代的な背景なども調べて分析的に作品を読む。そして、関心を持って調べたことや自らの考察、先行研究の動向などを、受講生自身が根拠を示して他者にわかりやすく説明できるようになることを目的とする。
授業の進め方・方法:
はじめに担当教員から文学作品の調べ方や発表方法などについて講義を行う。その後、受講生が発表を行う演習形式で授業を進める。発表担当者は発表資料を準備・作成し、受講生全員はその担当箇所を読んでいる状態で授業に参加する。発表担当者による発表後、受講生全員でディスカッションを行い、他者と意見を交換することを通して、文学の魅力や解釈の面白さを味わうことを目指す。
注意点:
発表資料(30%)、発表内容を踏まえた期末レポート(40%)、授業参加度(30%)で判断する。授業参加度については、ディスカッションやワークシートの内容によって評価し、ただ出席するだけでは点数をつけない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、発表順決め 授業内容などについて理解し、これから取り組むべきことがわかる。
2週 担当教員による講義(1) 文学作品の調べ方や、発表の方法について理解し、発表についての見通しを立てることができる。
3週 担当教員による講義(2) 文学作品の調べ方や、発表の方法について理解し、発表についての見通しを立てることができる。
4週 学生による発表(1) 文学作品について調べたことや自分の読解や考察を根拠を示してわかりやすく説明できる。/質疑応答を通して作品に対する理解を深めることができる。
5週 学生による発表(2) 文学作品について調べたことや自分の読解や考察を根拠を示してわかりやすく説明できる。/質疑応答を通して作品に対する理解を深めることができる。
6週 学生による発表(3) 文学作品について調べたことや自分の読解や考察を、根拠を示してわかりやすく説明できる。/質疑応答を通して作品に対する理解を深めることができる。
7週 学生による発表(4) 文学作品について調べたことや自分の読解や考察を、根拠を示してわかりやすく説明できる。/質疑応答を通して作品に対する理解を深めることができる。
8週 学生による発表(5) 文学作品について調べたことや自分の読解や考察を、根拠を示してわかりやすく説明できる。/質疑応答を通して作品に対する理解を深めることができる。
2ndQ
9週 学生による発表(6) 文学作品について調べたことや自分の読解や考察を、根拠を示してわかりやすく説明できる。/質疑応答を通して作品に対する理解を深めることができる。
10週 学生による発表(7) 文学作品について調べたことや自分の読解や考察を、根拠を示してわかりやすく説明できる。/質疑応答を通して作品に対する理解を深めることができる。
11週 学生による発表(8) 文学作品について調べたことや自分の読解や考察を、根拠を示してわかりやすく説明できる。/質疑応答を通して作品に対する理解を深めることができる。
12週 学生による発表(9) 文学作品について調べたことや自分の読解や考察を、根拠を示してわかりやすく説明できる。/質疑応答を通して作品に対する理解を深めることができる。
13週 学生による発表(10) 文学作品について調べたことや自分の読解や考察を、根拠を示してわかりやすく説明できる。/質疑応答を通して作品に対する理解を深めることができる。
14週 学生による発表(11) 文学作品について調べたことや自分の読解や考察を、根拠を示してわかりやすく説明できる。/質疑応答を通して作品に対する理解を深めることができる。
15週 学生による発表(12) 文学作品について調べたことや自分の読解や考察を、根拠を示してわかりやすく説明できる。/質疑応答を通して作品に対する理解を深めることができる。
16週 これまでの学習のまとめ これまでの学習を振り返り、今後の課題をつかむことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

発表資料レポート授業参加度合計
総合評価割合304030100
基礎的能力304030100
専門的能力0000
分野横断的能力0000