情報基礎演習

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 情報基礎演習
科目番号 0105 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「プログラミング基礎」の教科書、教材を併用
担当教員 村田 知也

到達目標

1.学生個人の能力で基本・応用の問題のプログラムを記述できる。
2.グループで話し合ってプログラムの解答を導き出せる。
3.プログラムをプレゼンテーションをして説明することができる。
4.グループで新しいアプリケーションを考え、提案することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
学生個人の能力で基本問題も応用問題も適切にプログラムを記述できる。学生個人の能力で基本問題のプログラムを記述できる。学生個人の能力で基本問題でさえプログラムを記述することができない。
グループで話し合って全てのプログラムの解答を詳細に導き出せる。グループで話し合ってプログラムの解答を導き出せる。グループで話し合ってプログラムの解答を導き出せない。
プログラムをプレゼンテーションをしてわかりやすく丁寧に説明することができる。プログラムをプレゼンテーションをして説明することができる。プログラムをプレゼンテーションをして説明することができない。
グループで新規性の高いアプリケーションを考え、要求を満たす提案ができる。グループで新しいアプリケーションを考え、提案することができる。グループでアプリケーションを考え、提案することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RC3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
情報工学基礎やプログラミング基礎などによって得られた知識を実際に基本・応用の問題に対して適用し、プログラミングの問題を解決する力を演習を通して理解する。
また、グループで新しいアプリケーションを考え、プレゼンテーションをすることで、ものをつくる上での難しさについて学ぶことを目標とする。
授業の進め方・方法:
情報処理演習室でのパソコン利用による演習を中心に進める。授業時間を以下のように3週の授業を4クールすることとして進める。
「1週」学生個人でプログラミングの基本問題、応用問題のプログラムを記述する。
「2週」グループに分かれ、それぞれの問題についてディスカッションをする。
「3週」グループ毎に問題についてプレゼンテーションをする。
注意点:
学習教育目標:RD1(◎)
関連科目:情報工学基礎、プログラミング基礎、プログラミング応用、情報構造論
学習教育目標の達成度評価方法:個人の点数25%、グループディスカッションの点数25%、発表の点数25%、グループへの貢献度の点数25%とする。
再試:プログラムの問題を再試として行う場合もある。
学習教育目標の達成度評価基準:60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 【講義】授業概要、プログラミング復習
【授業外学習】教科書による予習復習
ガイダンス。
プログラミングの問題を解くためのコツ、提出方法、ディスカッション、プレゼンテーションのやり方を理解する。
2週 【演習】課題1(個別プログラミング)
【授業外学習】教科書による予習復習
学生個人で課題1の基本・応用の問題のプログラムを記述する。
3週 【演習】課題1(グループディスカッション)
【授業外学習】話し合うための意見を考えておく
課題1の問題をグループで話し合って解答を導き出す。
4週 【演習】課題1(プレゼンテーション)
【授業外学習】発表の準備をしておく
課題1のプログラムをプレゼンテーションで説明ができる。
5週 【演習】課題2(個別プログラミング)
【授業外学習】教科書による予習復習
学生個人で課題2の基本・応用の問題のプログラムを記述する。
6週 【演習】課題2(グループディスカッション)
【授業外学習】話し合うための意見を考えておく
課題2の問題をグループで話し合って解答を導き出す。
7週 【演習】課題2(プレゼンテーション)
【授業外学習】発表の準備をしておく
課題2のプログラムをプレゼンテーションで説明ができる。
8週 【演習】課題3(個別プログラミング)
【授業外学習】教科書による予習復習
学生個人で課題3の基本・応用の問題のプログラムを記述する。
4thQ
9週 【演習】課題3(グループディスカッション)
【授業外学習】話し合うための意見を考えておく
課題3の問題をグループで話し合って解答を導き出す。
10週 【演習】課題3(プレゼンテーション)
【授業外学習】発表の準備をしておく
課題3のプログラムをプレゼンテーションで説明ができる。
11週 【演習】アイデア出し(ディスカッション)
【授業外学習】話し合うための意見を考えておく
グループで話し合って新しいアプリケーションを考える。
12週 【演習】役割分担(ディスカッション)
【授業外学習】話し合うための意見を考えておく
開発するアプリケーションにおける役割分担をする。
13週 【演習】プロトタイプ実装(プログラミング)
【授業外学習】教科書による予習復習
プログラミングをして試作品(プロトタイプ)を作る。
14週 【演習】プレゼンテーションの準備
【授業外学習】教科書による予習復習
プレゼンテーションへ向けて準備をする。
15週 【演習】アプリケーションの提案(プレゼンテーション)
【授業外学習】発表の準備をしておく
グループで新しいアプリケーションの提案ができる。
16週 全体のまとめ 全体を振り返り到達目標が達成できているか確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。2
変数の概念を説明できる。2
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。2
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。2
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。2
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。2

評価割合

個人課題ディスカッション発表貢献度合計
総合評価割合25252525100
基礎的能力25252525100
専門的能力00000