電子情報工学実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 電子情報工学実験Ⅰ
科目番号 0108 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電子情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 電子情報工学実験Ⅰテキスト(福井高専電子情報工学科)
担当教員 小越 咲子,小松 貴大,青山 義弘,斉藤 徹,川上 由紀,村田 知也

到達目標

電子情報工学科で履修する専門科目について、実験・実習を通して 授業内容への理解を深める。
グループ作業を通して協調性を養うと共に、基本的なレポート作成法を学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
レポートについて提出期限内に完成し提出し終えることができているレポートについて提出期限内に途中経過を報告し、延長した提出期限内に提出し終えることができているレポートについて提出期限内に途中経過を報告しに来ない
実験の基礎となる内容・及びその原理についてレポートで詳細に説明できている実験の基礎となる内容・及びその原理についてレポートで説明できている実験の基礎となる内容・及びその原理についてレポートで説明できていない
実験結果・考察において図などを用いて実験結果を詳細に説明し、考察できている実験結果・考察において実験結果を説明し、考察できている実験結果・考察において実験結果の説明が不十分であり、考察ができていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 RD1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電子情報工学科で履修する専門科目について、実験・実習を通して 授業内容への理解を深め、洞察力を育成する。
グループ作業を通して協調性を養うと共に、基本的なレポート作成法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
第1週及び第16週は、シラバスの説明と実験のオリエンテーションを行う。
第2週~第7週は、6班編成で6~7人の共同作業または個人作業で3週間毎にテーマの実験を行い,レポートを提出する。
残りの週は、6班編成で6~7人の共同作業で2週間毎にテーマの実験を行い、レポートを提出する。
第8週及び第23週に、実験の進行状況及びレポート提出状況を確認し、必要に応じて追実験を実施する。
第15週で、レポート作成の最終確認と授業アンケートを行って前期日程を終え、第30週で同様に後期日程を終了する。
注意点:
学習教育目標:RB2(◎)、RD1(◎)
関連科目:電子工学基礎、情報工学基礎、プログラミング基礎、論理回路
学習教育目標の達成度評価方法:全てのレポートが提出されている事を条件に以下のように評価する。各テーマごとに提出されたレポートと実験状況を各担当者が100点満点で評価し、その評価点の平均により前期及び後期の評価点とし、学年成績は前期成績と後期成績の平均とする。学年成績が60点に満たない場合は追加実験・レポートで到達目標に達した事を確認できた場合に限り60点とする。期限までにレポートが1つでも未提出のものがある場合は学年成績は60点未満となる。
学習教育目標の達成度評価基準:学年成績60点以上

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験のガイダンス
2週 電気回路の測定
3週 電気回路の測定
4週 電気回路の測定
5週 アルゴリズムの基礎とフローチャートの作成
6週 アルゴリズムの基礎とフローチャートの作成
7週 アルゴリズムの基礎とフローチャートの作成
8週 中間確認
2ndQ
9週 ダイオードの静特性測定
10週 ダイオードの静特性測定
11週 デジタルシステムの基礎実験
12週 デジタルシステムの基礎実験
13週 プログラミング演習
14週 プログラミング演習
15週 前期実験レポートの最終確認
16週 まとめ
後期
3rdQ
1週 後期実験ガイダンス
2週 熱起電力の実験
3週 熱起電力の実験
4週 オシロスコープによる測定
5週 オシロスコープによる測定
6週 シーケンス制御
7週 シーケンス制御
8週 中間確認
4thQ
9週 コンピュータグラフィックスⅠ
10週 コンピュータグラフィックスⅠ
11週 コンピュータグラフィックスⅡ
12週 コンピュータグラフィックスⅡ
13週 簡単なゲームプログラムの作成
14週 簡単なゲームプログラムの作成
15週 後期実験レポートの最終確認
16週 学習のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
基礎的能力8080
専門的能力1515
分野横断的能力55