認知科学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 認知科学
科目番号 0154 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 必要に応じて資料を配布
担当教員 小越 咲子

到達目標

人間がどのようなメカニズムにしたがって行動や認知、情報処理活動を行っているかを考え、そのしくみを学習する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
人間がものを知覚、認知、記憶、思考、判断、推論する認知情報処理システムのしくみについて説明ができる。人間がものを知覚、認知、記憶、思考、判断、推論する認知情報処理システムのしくみについておおよそ説明ができる。人間がものを知覚、認知、記憶、思考、判断、推論する認知情報処理システムのしくみについて説明ができていない。
課題で与えられた内容についてレポートで説明できている課題で与えられた内容についてレポートで大よそ説明できている課題で与えられた内容についてレポートで説明できていない
課題で与えられた内容について自分の考えを創発し表現できる課題で与えられた内容について自分の考えを表現できる課題で与えられた内容について自分の考えを表現できていない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:

参考資料をもとに、人間がものを知覚、認知、記憶、思考、判断、推論する認知情報処理システムのしくみについて話題となるテーマをとりあげ講義する。
授業の進め方・方法:

参考資料をもとに、人間がものを知覚、認知、記憶、思考、判断、推論する認知情報処理システムのしくみについて話題となるテーマをとりあげ講義する。
2回の試験を平均を40%、毎回の授業で課する演習課題及びレポート課題を60%とする
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 認知科学とは何か、認知科学の歴史、脳と心、人の感覚と知覚
2週 五感、視覚モデル
3週 知覚表象と言語記号、身体を経て得られる情報と言語記号、共感覚、音象徴
4週 言語とは何か、言語の認知過程、言語と非言語、文理解、会話の理解
5週 ヒトの記憶システム、感覚記憶、短期記憶、長期記憶、人間の情報処理モデル
6週 記憶のはたらき、記憶の意味処理、意味記憶とエピソード記憶
7週 物体認知、顔認知
8週
2ndQ
9週 試験の返却と解説、学習科学
10週 知覚と運動の相互作用、ミラーニューロン、運動学習
11週 感情、情動、ジェームスラング説とキャノンバード説、美、信頼、思いやりと利他行動
12週 顔認知、表情認知、表情表出、同調性
13週 共感とは何か、心の理論、身体反応から見た共感、共感と向社会的行動
14週 よいデザインとは、ヒューマンインタフェースとメンタルモデル
15週 学習のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000050110
基礎的能力100000010
専門的能力2000002040
分野横断的能力3000003060