概要:
有機化学は、生物関連分野にも密接に関係し、今後益々重要性を増すものと思われる。2年では、有機化学を学ぶ上での基礎的事項、すなわち、原子・分子の電子状態、化学結合、命名法、官能基、反応式、有機反応の矢印、共鳴理論などについて理解させる。反応では有機反応の矢印を重視しする。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って講義を行い、章末の練習問題を行いながら内容の反復を行う。
最先端の技術を紹介、理解してもらうために、教科書をやや逸脱する場合もある。
注意点:
学習・教育目標:本科(準学士課程):RB2(◎)
関連科目:有機化学II, 生化学I
評価方法:原則、各中間、期末試験の平均とする。理解度不足の学生には再試またはレポート(追加課題)を実施して加点を行い、総合的に評価を行う。
評価基準:学年成績60点以上
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
授業概要,結合と構造異性 |
シラバスの説明,原子の構造,イオン結合,共有結合が説明できる
|
| 2週 |
結合と構造異性 |
炭素と共有結合、分極した共有結合が説明できる
|
| 3週 |
結合と構造異性 |
多重共有結合、原子価、構造異性が説明できる
|
| 4週 |
結合と構造異性 |
構造式の書き方、形式電荷が説明できる
|
| 5週 |
結合と構造異性 |
共鳴と矢印の意味が説明できる
|
| 6週 |
結合と構造異性 |
結合の軌道論的な考え方、混成軌道が説明できる
|
| 7週 |
結合と構造異性 |
分子の骨格と官能基による分類が説明できる,章末問題が解ける
|
| 8週 |
前期中間試験 |
|
| 2ndQ |
| 9週 |
試験返却,アルカンとシクロアルカン |
中間試験の返却・解答,アルカンの命名法と構造が説明できる
|
| 10週 |
アルカンとシクロアルカン |
IUPAC規則が説明できる
|
| 11週 |
アルカンとシクロアルカン |
シクロアルカンの命名法と立体配座、異性体が説明できる
|
| 12週 |
アルカンとシクロアルカン |
アルカンの反応が説明できる,章末問題が解ける
|
| 13週 |
アルケンとアルキン |
アルケンの命名法,二重結合の性質が説明できる
|
| 14週 |
アルケンとアルキン |
π結合と異性体が説明できる
|
| 15週 |
学習のまとめ |
学習のまとめ
|
| 16週 |
|
|
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
アルケンとアルキン |
付加反応と置換反応が説明できる
|
| 2週 |
|
アルケンへの求電子付加反応が説明できる
|
| 3週 |
|
共役系への付加,遊離基付加が説明できる
|
| 4週 |
|
アルケンの酸化,オゾン分解が説明できる
|
| 5週 |
|
アルキンの付加反応が説明できる,章末問題が解ける
|
| 6週 |
芳香族化合物 |
ベンゼンについて,命名法,共鳴エネルギーが説明できる
|
| 7週 |
芳香族化合物 |
求電子置換反応が説明できる
|
| 8週 |
中間試験 |
|
| 4thQ |
| 9週 |
試験返却, 芳香族化合物 |
置換基効果,配向性が説明できる
|
| 10週 |
芳香族化合物 |
多環式芳香族化合物が説明できる
|
| 11週 |
芳香族化合物 |
章末問題が解ける
|
| 12週 |
立体異性 |
キラリティーが説明できる
|
| 13週 |
立体異性 |
RS表示法,EZ表示法が説明できる
|
| 14週 |
立体異性 |
対掌体の性質,ジアステレオマー,メソ化合物が説明できる,章末問題
|
| 15週 |
学習のまとめ |
学習のまとめ
|
| 16週 |
|
|
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | 有機化合物が炭素骨格を持つ化合物であることを説明できる。 | 4 | 前1 |
| 代表的な官能基を有する化合物について、IUPACの命名法に基づき、構造と名前を結び付けることができる。 | 4 | 前7,前10 |
| σ結合とπ結合について説明できる。 | 4 | 前12,前13,前14 |
| 混成軌道を用い分子の形を説明できる。 | 4 | 前12,前13,前14 |
| ルイス構造を書くことができ、それを利用して反応に結びつけることができる。 | 4 | |
| 誘起効果と共鳴効果を理解し、結合の分極や電荷の非局在化を説明できる。 | 4 | |
| 分子の三次元的な構造がイメージでき、構造異性体、シス-トランス異性体、鏡像異性体などについて説明できる。 | 4 | 前12,前13,後1,後2 |
| 化合物の立体化学に関して、その表記法により正しく表示できる。 | 4 | 後6,後10 |
| 炭化水素の種類や代表的な官能基を理解し、その構造及び性質を説明できる。 | 4 | 後12,後13,後14 |
| 芳香族化合物の構造と安定性について説明できる。 | 4 | 前13,前14,後13,後14 |
| 芳香族化合物を含む炭化水素の代表的な反応を説明できる。 | 4 | 後12,後13,後14 |
| 代表的な官能基を含む化合物の合成法及びその反応を説明できる。 | 4 | |
| 代表的な反応に関して、その反応機構に基づき得られる生成物を説明できる。 | 4 | |
| 高分子化合物がどのようなものか説明できる。 | 4 | |
| 代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。 | 4 | |
| 合成高分子や天然高分子などの違いを理解し、区別できる。 | 4 | |
| 自然環境中における高分子の安定性について理解し、その意義と問題点を説明できる。 | 4 | |
| 代表的な高分子合成反応を説明でき、どのような高分子がこの反応によりできているか区別できる。 | 4 | |