歴史 Ⅱ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 歴史 Ⅱ
科目番号 0012 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 加藤晴康他編:『世界史A』(東京書籍)
担当教員 川畑 弥生

到達目標

(1)世界の近代史における基本的出来事の内容、背景、経緯を理解し、説明することができる。
(2)日本を含む諸外国との文化的・社会的な違いを理解し、時代の転換によって生じた問題について、説明することができる。
(3)現代に繋がる国家間の問題や現状、背景について理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界の近代史で生じた基本的出来事の内容、背景、経緯について基礎知識をもとに8割以上説明できる。世界の近代史で生じた基本的出来事の内容、背景、経緯について基礎知識をもとに7割以上説明できる。世界の近代史で生じた基本的出来事の内容、背景、経緯について説明できない。
評価項目2日本を含む諸外国の文化的・社会的な違いを理解し、時代の転換によって生じた問題について基礎的知識をもとに8割以上説明できる。日本を含む諸外国の文化的・社会的な違いを理解し、時代の転換によって生じた問題について基礎的知識をもとに7割以上説明できる。日本を含む諸外国の文化的・社会的な違いを理解できず、時代の転換によって生じた問題について説明できない。
評価項目3今日に至る国際的な政治・経済の仕組みや国家間の現状、その背景について、基礎的知識をもとに8割以上説明できる。今日に至る国際的な政治・経済の仕組みや国家間の現状、その背景について、基礎的知識をもとに7割以上説明できる。今日に至る国際的な政治・経済の仕組みや国家間の現状、その背景について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代世界の歴史的形成過程の理解・認識を通じて、われわれが直面する諸問題の本質を洞察し、未来を予測するために必要な能力の養成を目指す。
授業の進め方・方法:
評価方法:中間試験(42%)+期末試験(42%)+提出物(小テスト,minutes paper,ワークシート等)(16%)
※授業態度も成績評価に含む。
評価基準:100点満点で60点以上を合格とする。
注意点:
教科書を持参すること。
評価方法:中間試験(42%)+期末試験(42%)+提出物(小テスト,minutes paper,ワークシート等)(16%)
評価基準:100点満点で60点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 近代への序曲 ルネサンス・宗教改革・大航海時代について理解し、説明することができる。
2週 主権国家体制と世界商業 近代初頭のヨーロッパ諸国・三十年戦争について理解し、説明することができる。
3週 絶対王政の展開 英仏の絶対王政・イギリス革命について理解し、説明することができる。
4週 革命の時代の開幕 啓蒙思想の展開・変革への動きについて理解し、説明することができる。
5週 アメリカ独立革命 独立戦争と独立宣言・合衆国憲法の制定について理解し、説明することができる。
6週 フランス革命 革命の勃発からテルミドール反動までについて理解し、説明することができる。
7週 ナポレオン戦争 ブリュメール18日のクーデタからワーテルローへについて理解し、説明することができる。
8週 ナポレオン戦争(2) ブリュメール18日のクーデタからワーテルローへについて理解し、説明することができる。
2ndQ
9週 産業革命 囲い込み・技術革新について理解し、説明することができる。
10週 工業の発展と社会(1) 工場労働の実情・社会問題や労働問題の発生について理解し、説明することができる。
11週 ヨーロッパの動乱の波及 ラテンアメリカの独立・アジアとアフリカの植民地化について理解し、説明することができる。
12週 ウィーン体制と1848年革命 ウィーン会議・1848年革命の勃発と挫折について理解し、説明することができる。
13週 国民国家への道 イギリスの繁栄とフランスの政変・アメリカの発展と南北戦争について理解し、説明することができる。
14週 ナショナリズムとロシア イタリア・ドイツの統一/ロシアと東方問題について理解し、説明することができる。
15週 工業の発展と社会(2) 産業革命の光と影について理解し、説明することができる
16週 清帝国と周縁地域 朝貢体制と政策転換について理解し、説明することができる。
後期
3rdQ
1週 清帝国における反乱と改革 アヘン戦争・太平天国について理解し、説明することができる。
2週 日本・琉球・朝鮮の動向 日朝関係・日清戦争について理解し、説明することができる。
3週 アジア・アフリカの変容 東南アジアの情勢・イギリスのインド支配について理解し、説明することができる。
4週 帝国主義と世界分割 帝国主義政策の展開・西欧新帝国の形成と米露について理解し、説明することができる。
5週 アジア・アフリカの抵抗運動 日露戦争・辛亥革命について理解し、説明することができる。
6週 第一次大戦 対戦前夜のヨーロッパ・戦争の勃発と性格について理解し、説明することができる。
7週 戦争から革命へ ロシア革命,ドイツ革命について理解し、説明することができる。
8週 後期中間試験 後期中間試験
4thQ
9週 戦後秩序の形成 ヴェルサイユ体制の成立・新勢力の登場について理解し、説明することができる。
10週 世界恐慌とファシズム 恐慌の発生・ファシズムの台頭について理解し、説明することができる。
11週 第二次大戦 対戦の勃発・太平洋戦争について理解し、説明することができる。
12週 戦争の終結と戦後社会の胎動 イタリアとドイツの降伏・ポツダム宣言と日本について理解し、説明することができる。
13週 連合国の戦後処理と世界 冷戦の開始・分断国家の誕生について理解し、説明することができる。
14週 国際連合と東西対立 国際連合の成立・東西陣営の平成について理解し、説明することができる。
15週 大戦後の東アジア 中華人民共和国の成立・朝鮮戦争について理解し、説明することができる。
16週 振り返り 振り返り

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前6,前7,前11
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前12,前13,前14,前15,後1,後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3後13,後14,後15
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3前1
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3前10
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3前9

評価割合

試験提出物(minutespaper,小テスト,ワークシート等)合計
総合評価割合8416100
基礎的能力8416100
専門的能力000