英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語Ⅱ
科目番号 0013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 "Fundamental Science in English I" (成美堂)、『データベース4500:5th Edition』(桐原書店)
担当教員 木下 若奈

到達目標

(1) 平易な英語で書かれた理系英語文章を読み、その概要を把握し、必要な情報を読み取ること。
(2) 日常生活や身近な話題、理系の話題に関して、英語で簡単に表現すること。
(3) 高等学校初級程度の英文法、語法に加え、初歩的な理系の表現を習得すること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 聴解力辞書や文法書等を活用しながら、与えられた英文を読み、ほとんどの内容について理解することができる。辞書や文法書等を活用しながら、与えられた英文を読み、その内容について大体理解することができる。辞書や文法書等を活用しながら、与えられた英文を読んでも、その内容をほとんど理解することができていない。
評価項目2 英文読解力辞書や文法書等を活用しながら、与えられた話題について、まとまりのある内容を適切な英語で表現することができる。辞書や文法書等を活用しながら、与えられた話題について、まとまりのある内容を一通り英語で表現することができる。辞書や文法書等を活用しても、与えられた話題についてほとんど表現することができていない。
評価項目3 英語表現力与えられた課題を期限内に取り組み、その内容について8割以上の習得が見られる。与えられた課題に取り組み、その内容について6割以上の習得が見られる。与えられた課題を期限内に取り組めないものが多く、内容の習得程度も6割未満である。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RC1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英語Iの内容を踏まえ、以下の3点を目指す。
(1) 平易な英語で書かれた理系英語文章を読み、その概要を把握し、必要な情報を読み取ること。
(2) 日常生活や身近な話題、理系の話題に関して、英語で簡単に表現すること。
(3) 高等学校初級程度の英文法、語法に加え、初歩的な理系の表現を習得すること。
授業の進め方・方法:
授業は理工系のコミュニケーションを主体とした活動中心の学習を行う。小テスト等を取り入れたり、中・長期に渡る課題を設定したりすることで学生の家庭学習の習慣や学習管理能力の育成を促す。また、1年時に使用した教科書を継続使用することから、適宜1年時に学習した内容に戻りながら授業を進める。
注意点:
評価方法:100点満点で評価する。成績は、テスト(50%)、小テスト・レポート・課題等(50%)で評価する。
評価基準:100点満点中60点以上で合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション・英語学習法について
簡単な自己紹介文を英語で書く。授業の進め方について知る。
2週 FSE Unit 5-1 Bones and Muscles
骨と筋肉についての英文を読み、理解する。文法事項:部分否定、不定代名詞のoneを理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
3週 FSE Unit 5-2 Circulatory System
体内における循環システムについての英文を読み、理解する。文法事項:関係副詞の非制限用法、不定詞の意味上の主語を理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
4週 FSE Unit 5 前半復習
既習の文法事項を適切に用いて短文を作成できるようになる。
5週 FSE Unit 5-3 Digestive System
体内における消化システムについての英文を読み、理解する。文法事項:句動詞を使った受動態、動名詞の受動態、受動態の進行形を理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
6週 FSE Unit 5-4 Nervous System
体内における神経システムについての英文を読み、理解する。文法事項:not A but B、S+cause+O+to (Sが原因でOが〜する結果になる)を理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
7週 FSE Unit 5 後半復習
既習の文法事項を適切に用いて短文を作成できるようになる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 FSE Unit 6-1 Electric Charge
電荷についての英文を読み、理解する。文法事項:現在完了を理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
10週 FSE Unit 6-2 Electrical Circuit
電気回路についての英文を読み、理解する。文法事項:使役動詞を理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
11週 FSE Unit 6 前半復習
既習の文法事項を適切に用いて短文を作成できるようになる。
12週 FSE Unit 6-3 Conductors and Insulators
導体と絶縁体についての英文を読み、理解する。文法事項:比較表現、allow+O+to~(Oが〜するのを許す)を理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
13週 FSE Unit 6-4 Ohm's Law
オームの法則についての英文を読み、理解する。文法事項:be (inversely) proportional to ~(〜に(反)比例して)を理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
14週 FSE unit 6 復習
既習の文法事項を適切に用いて短文を作成できるようになる。
15週 前期期末試験
16週 前期の振り返り 前期で学習した文法事項が用いられた200語程度の英文を読み、内容を理解できるようになる。
後期
3rdQ
1週 後期オリエンテーション
後期授業ではどのように英語を学習するべきか考える。
2週 FSE Unit 8-1 Tanabata Festival
七夕祭りについての英文を読み、理解する。文法事項:感嘆文、so-that構文を理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
3週 FSE Unit 8-2 Milky Way Galaxy
銀河系についての英文を読み、理解する。文法事項:it is/was+Adj+to不定詞(…することは〜だ)、関係代名詞whatを理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
4週 FSE Unit 8-3 Solar System
太陽系についての英文を読み、理解する。文法事項:not only A but also Bを理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
5週 FSE Unit 8-4 Venus
金星についての英文を読み、理解する。文法事項:疑問詞+to不定詞、受動態の完了形を理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
6週 FSE Unit 8 復習
既習の文法事項を適切に用いて短文を作成できるようになる。
7週 FSE Unit 8 文法の確認
既習の文法事項を適切に用いて短文を作成できるようになる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 FSE Unit 9-1 Ions
イオンについての英文を読み、理解する。文法事項:関係詞の非制限用法を理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
10週 FSE Unit 9-2 Electrolysis 電気分解についての英文を読み、理解する。文法事項:結果を表すto不定詞を理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
11週 FSE Unit 9-3 Acid and Alkali
酸とアルカリについての英文を読み、理解する。文法事項:neither nor, either(どしらも〜ない、どちらも)、以上以下超未満を理解する。新出単語の読み方、発音を身につける。
12週 FSE Unit 9 復習
既習の文法事項を適切に用いて短文を作成できるようになる。
13週 FSE Unit 9 文法の確認
既習の文法事項を適切に用いて短文を作成できるようになる。
14週 後期期末試験対策 模擬試験を通して学習した文法事項、新出単語の使い方を定着させる。
15週 後期期末試験
16週 後期期末試験返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後2,後3,後4,後5,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後2,後3,後4,後5,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前2,前3,前5,前6,前8,前9,前10,前12,前13,前15,後2,後3,後4,後5,後8,後9,後10,後11,後15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前4,前7,前11,前14,後6,後7,後12,後13,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前1,前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前4,前7,前11,前14,後6,後7,後12,後13,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3前4,前7,前11,前14,前16,後6,後7,後12,後13,後14
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前2,前3,前5,前6,前8,前9,前10,前12,前13,前15,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前4,前7,前8,前11,前14,前16,後6,後7,後12,後13,後14
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3前2,前3,前5,前6,前9,前10,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前4,前7,前11,前14,前16,後6,後7,後12,後13,後14
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前4,前7,前11,前14,前16,後6,後7,後12,後13,後14
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前4,前7,前11,前14,前16,後6,後7,後12,後13,後14
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3前4,前7,前11,前14,前16,後6,後7,後12,後13,後14
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3前4,前7,前11,前14,前16,後6,後7,後12,後13,後14
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3前4,前7,前11,前14,前16,後6,後7,後12,後13,後14

評価割合

テスト小テスト・レポート・課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000