到達目標
化学に関連した問題の解決方法を学習し、情報化学について理解することを目標とする。1年次の専門基礎Ⅲの履修を踏まえて、コンピュータ支援の化学問題解決の高度な知識と技術を習得させる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 情報化学について、応用的な問題の解決方法を構築できる | 情報化学について、基本的な問題の解決方法を構築できる | 情報化学について、基本的な問題の解決方法を構築できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 RB2
説明
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JABEE JE2
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教育方法等
概要:
インターネット時代に適応した化学におけるコンピュータ利用を実践できる能力を育成する。化学に関連した問題の解決方法を学習し、情報化学について理解することを目標とする。1年次の情報処理の履修を踏まえて、コンピュータ支援の化学問題解決の高度な知識と技術を習得させる。
授業の進め方・方法:
本科目は学修単位科目である。従って、授業においては、情報化学に関する講義と演習を行い、さらに、授業外学修のための課題(予習復習、授業内容に関する調査・考察)を課す。
教科書に沿って講義と演習を行う。
注意点:
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業概要、ガイダンス |
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2週 |
プログラミング |
コンピュータの構造、ソフトウェア、処理の仕組みが理解できる
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3週 |
プログラミング |
論理回路、アルゴリズムの表現・効率性が理解できる
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4週 |
プログラミング |
プログラムの仕組み、問題のモデル化、モデルの活用が理解できる
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5週 |
プログラミング |
シミュレーションとシミュレーションの活用が理解できる
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6週 |
プログラミングまとめ |
化学文献とデータベースに関して理解できる
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7週 |
Excelによる問題解決 |
Excelを用いて、文献の仕様に耐えうる表およびグラフの作成ができる
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
試験返却、Excelによる問題解決 |
回帰直線(近似直線):最小二乗法を作成できる
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10週 |
Excelによる問題解決 |
正規分布曲線を作成できる
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11週 |
Excelによる問題解決 |
基本統計量を算出できる
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12週 |
Excelによる問題解決 |
回帰直線式を導出できる
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13週 |
Excelによる問題解決 |
重回帰分析を実行できる
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14週 |
Excelによる問題解決 |
ゴールシークを実行できる
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15週 |
前期まとめ |
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16週 |
期末試験返却 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
ネットワークの活用 |
情報通信ネットワーク、デジタル通信の仕組み、インターネットの利用について理解できる
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2週 |
ネットワークの活用 |
安全安心を守る仕組み、情報システムについて理解できる
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3週 |
ネットワークの活用 |
さまざまな情報システム、情報システムの信頼性について理解できる
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4週 |
ネットワークの活用 |
データ活用とデータベース、データの管理について理解できる
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5週 |
ネットワークの活用 |
データの収集と種類、データの分析について理解できる
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6週 |
ネットワークの活用 |
不確実な事象の解釈、2つのデータの関係について理解できる
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7週 |
ネットワークの活用まとめ |
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
試験返却、Excelによる問題解決 |
ソルバーを利用できる
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10週 |
Excelによる問題解決 |
分析ツールを利用できる
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11週 |
Excelによる行列の計算 |
行列の和・積・内積が算出できる
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12週 |
Excelによる行列の計算 |
転置行列・逆行列を算出できる
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13週 |
Excelによる行列の計算 |
行列式を算出できる
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14週 |
Excelによる行列の計算 |
行列を用いて連立方程式の解を算出できる
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15週 |
固有値・固有ベクトルの算出 |
固有値・固有ベクトルが算出できる
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16週 |
試験返却、後期まとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | 前3 |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 前2 |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 3 | 後1,後2,後3 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 2 | 前3,前4 |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 2 | 前3,前4 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 3 | 後1,後2 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 3 | 後2,後3 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |