到達目標
(1) エネルギー代謝・同化経路・遺伝子の仕組みを理解し、これらの知識と代謝異常による病気や肥満、遺伝などと結び付けることで、実生活に深い関わりを持つことを理解できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 代謝の仕組みを理解し、代謝異常について説明ができ、かつ実生活との関わりを説明できる | 代謝の仕組みを理解し、代謝異常について説明ができる | 代謝の仕組みを理解し、代謝異常について説明ができない |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 RB2
説明
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JABEE JB3
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教育方法等
概要:
前期7週の期間は光合成のしくみや遺伝情報とタンパク質合成、遺伝子操作についての基礎を理解させる。後半7週の期間は、さまざまな生体物質がどのように代謝ごうせいされるのか理解させる。
授業の進め方・方法:
教科書に基づいて講義を進める。必要に応じて、プリントを配布し学生の理解の補助とする。具体的な演習問題も適宜行うことで、理論の具体性をもたせる。
注意点:
環境生産システム工学プログラム : JB3(◎)
関連科目:分子生物学(本科5年)、遺伝子工学(本科5年)、生物機能化学(本科5年)、生命科学(本科5年)、酵素工学(本科5年)、生理学(本科5年)
評価方法:前期成績評価点と後期成績評価点を合計しその平均とする。最終的に総合評定が60点に満たないものに対しては、総合課題または総合試験を課し、上限を60点評価とする。
評価基準:総合評定 60点以上を合格とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業概要、ガイダンス |
シラバスの説明、講義の全体概要
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2週 |
光合成:真核生物の光合成(第一回) |
真核生物の光合成のしくみ(暗反応)のしくみを理解できること。
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3週 |
光合成:真核生物の光合成(第二回) |
真核生物の光合成のしくみ(明反応)のしくみを理解できること。
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4週 |
光合成:真核生物の光合成(第三回) |
C3、C4、CAM植物の相違を理解できること。細菌の光合成系の特徴を理解できること。
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5週 |
核酸とタンパク質代謝 遺伝情報の伝達と発現 |
ヌクレオチドの代謝を理解できること。
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6週 |
遺伝のしくみ1
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核酸の構造と配列解析法について理解できること。DNAの複製とタンパク質発現や調節のしくみが理解できること。
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7週 |
遺伝のしくみ2 |
突然変異と遺伝子操作について理解できること。
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8週 |
中間試験 |
中間試験
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2ndQ |
9週 |
試験返却、試験解説、ビタミンと補酵素 |
ビタミンについて理解できること。
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10週 |
ビタミンと補酵素、ビタミン |
ビタミンについて理解できること。
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11週 |
ビタミンと補酵素、補酵素 |
補酵素について理解できること。
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12週 |
代謝の概要、代謝(1) |
代謝のしくみを理解できること。
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13週 |
代謝の概要、代謝(2)、細胞の構造と機能 |
細胞の構造と機能について理解できること。
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14週 |
代謝の概要、生物の分類と命名、ATP(1) |
生物の分類と命名を理解できること。ATPを理解できること。
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15週 |
期末テスト |
期末テスト
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16週 |
学習のまとめ、試験返却、試験解説 |
学習のまとめ、試験返却、試験解説
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後期 |
3rdQ |
1週 |
代謝の概要、ATP(2) |
ATPを理解できること。
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2週 |
糖の代謝とトリカルボン酸回路、解糖(1) |
解糖のしくみを理解できること。
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3週 |
糖の代謝とトリカルボン酸回路、解糖(2) |
解糖のしくみを理解できること。
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4週 |
糖の代謝とトリカルボン酸回路、トリカルボン酸回路 |
トリカルボン酸回路を理解できること。
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5週 |
糖の代謝とトリカルボン酸回路、糖新生 |
糖新生を理解できること。
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6週 |
糖の代謝とトリカルボン酸回路、解糖以外の代謝経路 |
解糖以外の代謝経路について理解できること。
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7週 |
中間試験 |
中間試験
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8週 |
試験返却、試験解説、脂質の代謝、グリセリドと脂肪酸の異化(1) |
グリセリドと脂肪酸の異化を理解できること。
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4thQ |
9週 |
脂質の代謝、グリセリドと脂肪酸の異化(2) |
グリセリドと脂肪酸の異化を理解できること。
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10週 |
脂質の代謝、炭化水素の異化 |
炭化水素の異化を理解できること。
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11週 |
脂質の代謝、脂肪酸・グリセリドおよびリン脂質の生合成 |
脂肪酸・グリセリドおよびリン脂質の生合成を理解できること。
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12週 |
アミノ酸とその他窒素化合物の代謝、窒素代謝とアミノ酸 |
窒素代謝とアミノ酸について理解できること。
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13週 |
アミノ酸とその他窒素化合物の代謝、アミノ基の代謝 |
アミノ基の代謝について理解できること。
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14週 |
アミノ酸とその他窒素化合物の代謝、アミノ酸の異化 |
アミノ酸の異化について理解できること。
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15週 |
アミノ酸とその他窒素化合物の代謝、アミノ酸の生合成 |
アミノ酸の生合成について理解できること。
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16週 |
学習のまとめ |
学習のまとめ
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。 | 4 | 前12 |
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。 | 4 | 前4 |
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。 | 4 | 前6 |
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。 | 4 | 前7 |
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。 | 4 | 前7 |
生物化学 | ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 4 | 前5 |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。 | 4 | 前5 |
DNAの半保存的複製を説明できる。 | 4 | 前6 |
RNAの種類と働きを列記できる。 | 4 | 前6 |
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。 | 4 | 前6 |
解糖系の概要を説明できる。 | 4 | 後2 |
クエン酸回路の概要を説明できる。 | 4 | 後4 |
酸化的リン酸化過程におけるATPの合成を説明できる。 | 4 | 前14 |
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。 | 4 | 後3 |
各種の光合成色素の働きを説明できる。 | 4 | 前3,前4 |
光化学反応の仕組みを理解し、その概要を説明できる。 | 4 | 前3 |
炭酸固定の過程を説明できる。 | 4 | 前2 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |