情報化学 II

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報化学 II
科目番号 0059 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 「EXCEL VBAプログラミング入門」吉村忠与志、佐々和洋、吉村三智頼著、CQ出版社(2012)
担当教員 佐々 和洋

到達目標

化学に関連した問題の解決方法を学習し、情報化学について理解することを目標とする。1年次の情報処理の履修を踏まえて、コンピュータ支援の化学問題解決の高度な知識と技術を習得させる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報化学について、応用的な問題の解決方法を構築できる情報化学について、基本的な問題の解決方法を構築できる情報化学について、基本的な問題の解決方法を構築できない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
インターネット時代に適応した化学におけるコンピュータ利用を実践できる能力を育成する。化学に関連した問題の解決方法を学習し、情報化学について理解することを目標とする。1年次の情報処理の履修を踏まえて、コンピュータ支援の化学問題解決の高度な知識と技術を習得させる。
授業の進め方・方法:
本科目は学修単位科目である。従って、授業においては、情報化学に関する講義と演習を行い、さらに、授業外学修のための課題(予習復習、授業内容に関する調査・考察)を課す。
教科書に沿って講義と演習を行う。
注意点:
環境生産システム工学プログラム:JA3(), JB2(◎), JB3(○), JC5(), JE2()
関連科目:計測制御(本科5年)
評価方法:授業外学修による課題20%、授業内容に関する試験(中間・期末)を80%で評価する。学年成績は前期と後期の平均とする。合格点に満たない場合は、課題の追加提出および再試験を実施し、成績評価を行い、この評点は60点とする。
評価基準:学年成績60点以上

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業概要、ガイダンス、プログラミング概要
プログラミング言語の種類と歴史が理解できる
2週 検定 t検定が理解できる
3週 χ^2検定およびF検定が理解できる
4週 プログラミング言語VBA VBAの文法およびセル-マクロ間のデータのやり取りができる
5週 VBE上にて、VBAの文法とプロシージャを利用し、マクロを作成できる
6週 メッセージボックスを作ることができる
7週 ユーザー定義関数を作成できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却、プログラミング言語VBA ラグランジュの補間式を解ける
10週 プログラミング言語VBA ニュートン補完式を解ける
11週 サブルーチンを用いたマクロを作成できる
12週 Excelによる問題解決 微分積分と方程式の解を導くことができる
13週 三角関数の解を導くことができる
14週 フーリエ変換ができる
15週 期末試験
16週 期末試験返却、前期まとめ 前期まとめ
後期
3rdQ
1週 シミュレーション 乱数に関して理解し発生させることができる
2週 モンテカルロ法に関して理解し実行できる
3週 微分量のシミュレーションに関して理解し実行できる
4週 振り子運動のシミュレーションに関して理解し実行できる
5週 コロイドおよび界面のシミュレーションに関して理解し実行できる
6週 ランダムウォークのシミュレーションに関して理解し実行できる
7週 シミュレーションまとめ シミュレーションまとめ
8週 中間試験
4thQ
9週 中間試験返却、データ計測 パソコンのインターフェース変遷とその仕組みについて理解できる
10週 データ計測 USB接続によるデータ計測について理解できる
11週 コントロールの活用 メッセージボックスを利用したコントロールが実行できる
12週 インプットボックスを利用したコントロールが実行できる
13週 ユーザーフォームを利用したコントロールが実行できる
14週 ユーザーフォームを利用したコントロールが実行できる
15週 期末試験
16週 試験の返却と解説,後期のまとめ 後期のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力0000000
専門的能力80002000100
分野横断的能力0000000