反応工学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 反応工学
科目番号 0062 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 橋本健治「ベーシック化学工学 増補版」(化学同人),配布資料
担当教員 古谷 昌大

到達目標

各種反応器に対して化学反応速度論・化学平衡論・物質収支論などの諸原理を適用して,化学プロセスにおける物質の変化を最も合理的・経済的に行うために必要な装置設計とその操作条件を理解できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
反応工学反応工学の応用的な計算や問題解答ができる.反応工学の基礎的な計算や問題解答ができる.反応工学の基礎的な計算や問題解答ができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
各種反応器を用いた化学プロセスを考える際は,エネルギー・資源の有効活用や省資源・再利用などを常に意識して,循環型社会の構築を目指していかなければならない.化学反応速度論・化学平衡論・物質収支論などの諸原理を適用することによる,化学プロセスにおける物質の変化を最も合理的・経済的に行うために必要な装置設計とその操作条件を理解する.
授業の進め方・方法:
配布資料を中心に講義を進めるが,国内外の専門書を参考にしたプリントなどで補足することもある.
この科目は学修単位科目「A」であり,授業外学修の時間を含める.
注意点:
授業外学修のための課題については,期限を守って必ず提出すること.
環境生産システム工学プログラム:JB3(◎)
関連科目:化学工学I(本科3年),化学工学II(本科4年),化学工学III(本科5年)
評価方法:定期試験を50%,課題50%として評価する.
     上記の評価で合格点に満たないときは,状況に応じて追加課題や試験などで加点を行う場合がある.
評価基準:学年成績60点以上

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明 シラバスの説明について理解できる.
2週 反応工学の基礎の復習(1) 反応工学の基礎について復習し,その内容を理解できる.
3週 反応工学の基礎の復習(2) 反応工学の基礎について復習し,その内容を理解できる.
4週 反応工学の基礎の復習(3) 反応工学の基礎について復習し,その内容を理解できる.
5週 反応工学の基礎の復習(4) 反応工学の基礎について復習し,その内容を理解できる.
6週 複合反応における反応器設計(1) 複合反応における反応器設計について理解できる.
7週 複合反応における反応器設計(2) 複合反応における反応器設計について理解できる.
8週 前期第2~7週のまとめ これまでの学習内容を踏まえ,反応工学に関連した問題を解くことができる.
2ndQ
9週 複合反応における反応器設計(3) 複合反応における反応器設計について理解できる.
10週 非理想流れの場合の反応器設計(1) 非理想流れの場合の反応器設計について理解できる.
11週 非理想流れの場合の反応器設計(2) 非理想流れの場合の反応器設計について理解できる.
12週 非理想流れの場合の反応器設計(3) 非理想流れの場合の反応器設計について理解できる.
13週 非等温反応における反応器設計(1) 非等温反応における反応器設計について理解できる.
14週 非等温反応における反応器設計(2) 非等温反応における反応器設計について理解できる.
15週 非等温反応における反応器設計(3) 非等温反応における反応器設計について理解できる.
16週 期末試験 第1週~第15週の学習内容に関連した計算や問題解答ができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野化学工学SI単位への単位換算ができる。4前2
物質の流れと物質収支についての計算ができる。4前3
化学反応を伴う場合と伴わない場合のプロセスの物質収支の計算ができる。4前4
バッチ式と連続式反応装置について特徴や用途を理解できる。4前5

評価割合

試験課題合計
総合評価割合5050100
専門的能力5050100