到達目標
近現代史の概略を説明し、その知識でもって現代的な諸問題を考察することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 予習をもとにして授業中に発言できる | 適切に予習を行なうことができる | 予習を行なっていない |
評価項目2 | 授業の内容を極めて優れてまとめることができる | 授業の内容を適切にまとめることができる | 授業の内容をまとめることができない |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
①現代社会の形成過程と特徴を歴史的に理解し、説明することができる。
②歴史的事象の暗記ではなく、科学的に歴史を通じて思考することができる。
授業の進め方・方法:
現在の我々の社会は、歴史によって作られたものである。この講義では、我々が当たり前にとっているものの考え方が明治維新後にどのように形作られ、そうした近代的な制度や思考様式がどのように日本を戦争へと向かわせていったのかをみていく。その後、そうした戦前の社会・政治状況のうち、何が変化し、何が変化しなかったのかということから出発し、現在の我々の社会・政治状況が成立していった過程をみていくことで、明治維新から現在に至るまでの歴史を概観しつつ、そうした歴史によって形成されている「現在」について、より深く理解していく。
注意点:
定期試験は行わず、課題で評価する。すべての課題を提出しなければ合格とはならない。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
|
2週 |
日本の近代化① 近代的政治意識の獲得 |
近代的政治意識の獲得過程を説明できる
|
3週 |
日本の近代化② 近代人をつくるもの |
戦前の軍隊と教育制度について説明できる
|
4週 |
日本の近代化③ 近代的自我とイエ意識 |
近代的自我とイエ意識について説明できる
|
5週 |
日本の近代化④ 帝国憲法体制と天皇制・議会制・官僚制 |
帝国憲法体制について説明できる
|
6週 |
日本の近代化⑤ 近代日本の政治体制論 |
天皇主権説・天皇機関説・民本主義について説明できる
|
7週 |
日本の近代化⑥ 近代日本の「デモクラシー」 |
近代日本の「デモクラシー」について説明できる
|
8週 |
中間まとめ 日本の近代化を考える |
|
2ndQ |
9週 |
近代日本と戦争① 帝国主義と戦争違法化体制 |
戦争違法化体制の形成過程と欠点について説明できる
|
10週 |
近代日本と戦争② 軍部の政治的台頭 |
1930年代における軍部の政治的台頭過程について説明できる
|
11週 |
近代日本と戦争③ アジア・太平洋戦争の開戦と終戦 |
アジア・太平洋戦争の開戦・終戦過程について説明できる
|
12週 |
現代日本の形成① 戦後日本の社会・経済と福祉国家化 |
戦時・戦後の連続・断絶論を整理できる
|
13週 |
現代日本の形成② 戦後改革と55年体制 |
55年体制について説明できる
|
14週 |
現代日本の形成③ 現代社会の歴史的位置 |
内閣機能の強化とグローバル経済について説明できる
|
15週 |
総括 |
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |