到達目標
(1)生命科学の最近のトピックスについての原理や考え方が理解できること。
(2)生命科学に関する化学または生物に関する基礎知識を理解できること。
(3)社会と生命科学の関わりの例を理解すること。
(4)科学技術が社会に与えた影響を元に、技術者の役割や責任を理解できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 | |
評価項目1 | 生命科学と生活や近年の研究に関わる事案を挙げることができ、かつ上記をふまえ新しい生命科学の応用アイデアを考えることができる | 生命科学と生活や近年の研究に関わる事案を挙げることができる | 生命科学と生活や近年の研究に関わる事案を挙げることができない | |
評価項目2 | 生物の多様性と共通性及び進化について説明できる。かつ上記の情報を踏まえ、工学的模倣(ミミック)を考えることができる。 | 生物の多様性と共通性及び進化について説明できる。 | 生物の多様性と共通性及び進化について説明できない。 | |
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学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 RB2
説明
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JABEE JB1
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JABEE JB3
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教育方法等
概要:
生命活動の仕組みを理解するとともにそれを応用した様々なバイオテクノロジー、バイオプロセスなどについて最近の動向を学ぶ。
授業の進め方・方法:
スライドおよびプリントにより講義を行う。また、ノートまとめ、試験により知識の定着、理解度を確認する。
注意点:
環境生産システム工学プログラム:JB1(○), JB3(◎)
関連科目:生物化学II(本科4年)、遺伝子工学(本科5年)、生物機能化学(本科5年)
評価方法:中間試験および期末試験の平均で評価(10割)を行う
評価基準:学年成績60点以上
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業概要、ガイダンス 生物の基本概念と基本構造 |
シラバスの説明 生命の基本的属性、生命を構成する物質、原核生物と真核生物、単細胞生物と多細胞生物について説明できる
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2週 |
生物の増殖と恒常性 タンパク質と酵素 |
細胞増殖、恒常性、環境適応、タンパク質と酵素酵素活性調節について説明できる
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3週 |
核酸の構造とDNAの複製 遺伝子の発現 |
DNAと遺伝子、複製、修復、セントラルドグマ、原核と真核の遺伝子、転写翻訳の仕組み、メンデルの法則、減数分裂、受精について説明できる
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4週 |
生体膜と細胞の構造 代謝と生体エネルギー生産
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生体膜、膜タンパク質、細胞内小器官、代謝と流れ、ATP合成、呼吸と発酵について説明できる
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5週 |
細胞内輸送と細胞内分解 細胞骨格と細胞運動 |
小胞輸送、エンドサトーシス、エクソサトーシス、オートファジー、細胞骨格、モータータンパクについて説明できる
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6週 |
細胞間シグナル伝達系 細胞内シグナル伝達系 |
シグナル伝達について説明できる
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7週 |
細胞周期 分化 |
細胞周期、発生生物学について説明できる
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8週 |
中間まとめ |
中間まとめ
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2ndQ |
9週 |
遺伝子発現制御 ゲノムと進化 生物多様性 |
遺伝子発現制御、進化と分子系統生物学、生物多様性と保全について説明できる
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10週 |
バイオテクノロジー(1) |
微生物工学について説明できる
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11週 |
バイオテクノロジー(2) |
植物遺伝子工学について説明できる
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12週 |
バイオテクノロジー(3) |
培養細胞・動物実験について説明できる
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13週 |
神経伝達 |
神経伝達について説明できる
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14週 |
免疫 |
免疫について説明できる
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15週 |
肥満 |
肥満について説明できる
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16週 |
期末試験 |
60点以上取ること
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。 | 4 | |
細胞周期について説明できる。 | 4 | 前7 |
分化について説明できる。 | 4 | 前7 |
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。 | 4 | 前3 |
細胞膜を通しての物質輸送による細胞の恒常性について説明できる。 | 4 | |
フィードバック制御による体内の恒常性の仕組みを説明できる。 | 4 | |
情報伝達物質とその受容体の働きを説明できる。 | 4 | 前6,前13 |
免疫系による生体防御のしくみを説明できる。 | 4 | |
生物工学 | アルコール発酵について説明でき、その醸造への利用について説明できる。 | 4 | 前10 |
食品加工と微生物の関係について説明できる。 | 4 | 前10 |
抗生物質や生理活性物質の例を挙げ、微生物を用いたそれらの生産方法について説明できる。 | 4 | 前10 |
微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。 | 4 | 前10 |
評価割合
| 前期中間試験 | 前期期末試験 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |
専門的能力 | 0 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |