到達目標
本講義の目的は環境制御型農業の基本を理解させることにある。もう一つは、企業での実務経験者(南保氏)による講義を通して、食品業界における機能性食品の開発がどのようにして行われているのか具体的商品を事例にして理解させることにある。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 環境制御農業とはいかなるのもか理解し、関連の応用問題を解くことができる。 | 環境制御農業とはいかなるのもか理解し、関連の基礎問題を解くことができる。 | 環境制御農業とはいかなるのもか理解できなく、関連の問題を解くことができない。 |
評価項目2 | 機能性食品開発の事例を理解し、関連の応用問題を解くことができる。 | 機能性食品開発の事例を理解し、関連の基礎問題を解くことができる。 | 機能性食品開発の事例を理解できず、関連の問題を解くことができない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
第4週までは、環境制御農業を行う上での実践的ポイントをトマト栽培を事例に解説します。第5週目以降は食品産業における各種新規機能性食品開発事例について具体的な事例を挙げて説明します。なお企業での機能性食品開発経験者の南保氏による講義となります。
授業の進め方・方法:
必要に応じて参考資料を配布します。
注意点:
学習教育目標:本科(准学士課程)RB2(◎)
学習教育目標:環境生産システム工学プログラム:JB3(◎)
関連科目:生化学I(本科3年),II(本科4年)
学習・教育目標(RB2)の達成および科目取得の評価方法:総合成績は後期中間・期末の2回の試験の平均で評価する。最終成績が59点以下の学生には再試験あるいはレポート提出(レポートは最大10点までの加点とする)を課す。ただし上限を60点とする。
学習・教育目標(RB2)の達成および科目取得の評価基準:学年成績60点以上を合格とする。
評価基準:学年成績60点以上
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業概要・ガイダンス |
シラバスの内容を理解できる。
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2週 |
環境制御型農業について |
最新の農学の変革について理解できる。
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3週 |
スマート農業と実施事例について |
トマト栽培事例、省力化、AI活用について理解できる。
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4週 |
環境制御型農業の今後と課題について |
農水産物の機能と反応を学び問題点や課題について理解できる。
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5週 |
我が国の農林水産物における生産の現状と課題 |
生産量、生産効率と価格、産地化、6次化対策について説明できる。
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6週 |
食品品質管理に関する法整備と安全性確保 |
機能性、食添、栄養強化、遺伝子組み換え、サニテーションについて説明できる。
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7週 |
福井県産食品、食材の加工、ブランド化対策 |
コメ、そば、大麦、大豆、らっきょう、紅映梅の製造法にについて説明できる。
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8週 |
農水省プロジェクト「次世代機能性食品」開発の概要 |
内閣府職によるアンチエイジング、農研機構、サプリメントについて説明できる。
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4thQ |
9週 |
中間試験 |
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10週 |
微生物を用いた醗酵素材の開発 |
フィチン分解リン皮質、結着性蛋白加工、超音波による醗酵速度について説明できる。
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11週 |
加工澱粉の科学 |
増粘剤、結着剤、表面コート、冷凍耐性、離水、セルロース素材について説明できる。
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12週 |
海藻フコイダンの有効利用 |
カモク、沖縄もずく、抗がん剤、血糖値、血圧低下、痩身について説明できる。
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13週 |
鯖由来ペプチドの有効利用 |
若狭よっぱらい鯖、蛋白酵素分解、ACE活性阻害、血栓防止機能について説明できる。
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14週 |
食品由来天然物素材の活用 |
食物連鎖、延命化、日持ち剤、ヘルスクレーム、化粧品、医薬品原料について説明できる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験返却と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 後期中間試験 | 後期期末試験 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
専門的能力 | 30 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |