生命現象を支える生体物質(糖、アミノ酸、タンパク質、脂質、核酸、酵素、補酵素、ビタミンの構造と性質、それらの生物学的役割を理解し説明できるようになること。
概要:
生命現象が化学物質と化学反応の連鎖反応によって成り立っていることを学び、ライフサイエンスおよびバイオテクノロジーの基礎知識として生体分子の構造並びに機能・性質について理解できるようにする。
授業の進め方・方法:
教科書に基づいて講義をすすめる。生体分子の構造と機能との関係が理解しやすいように心がける。必要に応じてプリントやスライド(Web)を活用し学生の理解の補助とする。
注意点:
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 生物化学 | タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。 | 5 | |
生体物質にとって重要な弱い化学結合(水素結合、イオン結合、疎水性相互作用など)を説明できる。 | 5 | |
単糖と多糖の生物機能を説明できる。 | 5 | |
単糖の化学構造を説明でき、各種の異性体について説明できる。 | 5 | |
グリコシド結合を説明できる。 | 5 | |
多糖の例を説明できる。 | 5 | |
脂質の機能を複数あげることができる。 | 5 | |
トリアシルグリセロールの構造を説明できる。脂肪酸の構造を説明できる。 | 5 | |
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。 | 5 | |
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。 | 5 | |
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。 | 5 | |
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。 | 5 | |
タンパク質の高次構造について説明できる。 | 5 | |
ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 5 | |
酵素の構造と酵素-基質複合体について説明できる。 | 5 | |
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。 | 5 | |
補酵素や補欠因子の働きを例示できる。水溶性ビタミンとの関係を説明できる。 | 5 | |