専門基礎Ⅱ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 専門基礎Ⅱ
科目番号 0086 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 山田学著 図解力・製図力おちゃのこさいさい LEVEL0 日刊工業新聞社(2008),プリント
担当教員 西野 純一,上島 晃智,津田 良弘,常光 幸美,髙山 勝己,加藤 敏,松井 栄樹,佐々 和洋,川村 敏之,松野 敏英,後反 克典,坂元 知里

到達目標

前期は,平面と立体を頭の中で自由自在に変換できる図解力を身につけさせる.また,設計の機能や組み立てを知り,基準を明確にした図面を描く製図力を身につけさせることを目標とする.
 後期は,化学実験を安全に行うための基礎事項,基本的技術を身につけさせる.器具や薬品に対する正しい知識とその取り扱い方,注意深い観察力,判断力を養うことを目標とする.また,人に理解してもらうためのプレゼンテーションの方法と設計に必要な知識を身につけさせることも目標とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1設計に関する知識をもち,図解・製図に関する図面の読み方と書き方を理解した設計・製図ができる. 図解・製図に関する図面の読み方と書き方を理解し,設計に関する本を見れば設計・製図ができる.図解・製図に関する図面の読み方と書き方を理解できておらず,設計に関する本を見ても設計・製図ができない.
評価項目2化学実験を安全に行うための基礎事項,基本的技術と必要な知識をもち,安全に実験でき,実験を再現できる報告書が書ける.化学実験を安全に行うための基礎事項,基本的技術と必要な知識をもち,安全に実験でき報告書が書ける.化学実験を安全に行うための基礎事項,基本的技術と必要な知識を持たず,安全に実験できず,報告書が書けない.
評価項目3人に理解してもらうためのプレゼンテーションの方法を理解し,人に伝わるプレゼンテーションが十分にできる.人に理解してもらうためのプレゼンテーションの方法を理解し,人に伝わるプレゼンテーションがなんとかできる.人に理解してもらうためのプレゼンテーションの方法を理解し,人に伝わるプレゼンテーションができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期は,図解・製図に関する図面の読み方と書き方を学習させる.そのために危険物に関する講義及び演習と図解・製図に関するWork Shopによる教育を行う.授業前に教科書である「図解力・製図力 おちゅのこさいさい 図面って,どない描くねん!LEVEL0」を熟読し学習範囲の予習を必ずしてくること.授業中に演習を行ない課題の提出を求める.
 後期は,図解・製図の設計の続き,および,化学実験を安全に行うための基礎事項,基本的技術と設計に必要な知識,及び,人に理解してもらうためのプレゼンテーションの方法を学習させる.そのために化学実験の基礎事項と基本操作を学ぶ化学基礎実験,図解・製図に関する講義とWork Shop,及び,化学基礎実験に関するプレゼンテーション教育を行う.
授業の進め方・方法:
前期は,図解・製図に関する図面の読み方と書き方を学習させる.そのために危険物に関する講義及び演習と図解・製図に関するWork Shopによる教育を行う.授業前に教科書である「図解力・製図力 おちゅのこさいさい 図面って,どない描くねん!LEVEL0」を熟読し学習範囲の予習を必ずしてくること.授業中に演習を行ない課題の提出を求める.
 後期は,図解・製図の設計の続き,および,化学実験を安全に行うための基礎事項,基本的技術と設計に必要な知識,及び,人に理解してもらうためのプレゼンテーションの方法を学習させる.そのために化学実験の基礎事項と基本操作を学ぶ化学基礎実験,図解・製図に関する講義とWork Shop,及び,化学基礎実験に関するプレゼンテーション教育を行う.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明,立体と平面の図解力 シラバスを理解できる.立体や平面でモノを表現できることを知る.
2週 Work Shop 1-01,Work Shop 1-02,Work Shop 1-03,Work Shop 1-04 図形を理解することができる
3週 Work Shop 1-04,Work Shop 1-05, Work Shop 1-06 図形を理解することができる
4週 Work Shop 1-06, Work Shop 1-07 図形を理解することができる
5週 JIS製図の決まりごと(1) JISの定める投影図の書き方の作法を理解できる.
6週 JIS製図の決まりごと(2) 機械要素図面の製図について理解できる.
7週 Work Shop 2-01,Work Shop 2-02,Work Shop 2-03,Work Shop 2-04 投影図を描くことができる.
8週 中間まとめ 投影図を描くことができる.
2ndQ
9週 寸法記入と最適な投影図(1) 投影図と寸法線の関係,各種寸法記入の決まりごととを理解できる.
10週 寸法記入と最適な投影図(2) 普通許容差と寸法記入法の関係を理解できる.
11週 Work Shop 3-01,Work Shop 3-02,Work Shop 3-03 寸法を記入することができる.
12週 組み合わせの公差設定(1) 複数の面を同時に接する設計はできないことを理解する.
13週 組み合わせの公差設定(2) 公差の設計思考,位置決めのための寸法公差,はめあい及び表面形状について理解できる.
14週 Work Shop 4-01,Work Shop 4-02,Work Shop 4-03 ばらつきを理解し,公差の考え方が理解できる.
15週 設計に必要な知識と計算(1) 材料記号から設計実務で使う初歩的な強度計算が理解できる.
16週
後期
3rdQ
1週 設計に必要な知識と計算(2) しまりばめの(圧入)の計算方法が理解できる.
2週 設計に必要な知識と計算(3) 基本的なボルトやキーの強度計算が理解できる
3週 Work Shop 5-01,Work Shop 5-02 基本的な工学の検討ができる.
4週 化学実験のための安全教育 化学実験を安全に行うための基礎事項,基本的技術を理解できる.
5週 化学基礎実験(1) 化学実験の基礎事項を理解し,基本操作を正確に行うことができる.報告書の作成ができる.
6週 化学基礎実験(2) 化学実験の基礎事項を理解し,基本操作を正確に行うことができる.報告書の作成ができる.
7週 化学基礎実験(3) 化学実験の基礎事項を理解し,基本操作を正確に行うことができる.報告書の作成ができる.
8週 化学基礎実験(4) 化学実験の基礎事項を理解し,基本操作を正確に行うことができる.報告書の作成ができる.
4thQ
9週 中間まとめ
10週 化学基礎実験(5) 化学実験の基礎事項を理解し,基本操作を正確に行うことができる.報告書の作成ができる.
11週 化学基礎実験(6) 化学実験の基礎事項を理解し,基本操作を正確に行うことができる.報告書の作成ができる.
12週 プレゼンテーション準備 人に理解してもらうためのプレゼンテーションのスライドを作成できる.
13週 プレゼンテーション準備 人に理解してもらうためのプレゼンテーションのスライドを作成できる.
14週 プレゼンテーション準備 人に理解してもらうためのプレゼンテーションのスライドを作成できる.
15週 ブレゼンテーション 人に理解してもらえるプレゼンテーションができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度課題レポート合計
総合評価割合0100103050100
専門基礎的能力0100103050100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000