基礎工学概論

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎工学概論
科目番号 0090 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 「要説機械工学」横井時秀著(理工学社)、「図でよくわかる電気基礎」高橋監修(コロナ社)
担当教員 河合 勝清,仁木 秀明,津田 良弘

到達目標

(1) JISに基づく機械製図の書き方と材料力学を理解し、基本的な機器の設計の方法を身につける。(2) 機械力学、仕事とエネギーを学び、機械運動と機械を動かすための動力の利用を理解する。(3) 力学やエネルギーの活用、機械の運動機構、ねじや歯車等の機械要素、機械材料について学習し、機器を適切に取り扱う技量を身につける。(4)電気工学では直流回路の計算、抵抗の性質や電流の作用を理解し、実際に活用できる能力をつけるとともに、電磁誘導作用や電磁力を理解し、その活用方法と交流回路を学ぶための基礎能力を身につける。評価方法と評価基準は下記の注意点に記載

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(1) JISに基づく機械製図の書き方と材料力学を理解し、基本的な機器の設計の方法を十分に身につける。(1) JISに基づく機械製図の書き方と材料力学を理解し、基本的な機器の設計の方法を身につける。(1) JISに基づく機械製図の書き方と材料力学を理解し、基本的な機器の設計の方法が身についていない。
評価項目2(2) 機械力学、仕事とエネギーを学び、機械運動と機械を動かすための動力の利用を十分に理解する。(2) 機械力学、仕事とエネギーを学び、機械運動と機械を動かすための動力の利用を理解する。(2) 機械力学、仕事とエネギーを学び、機械運動と機械を動かすための動力の利用が理解されていない。
評価項目3(3) 力学やエネルギーの活用、機械の運動機構、ねじや歯車等の機械要素、機械材料について学習し、機器を適切に取り扱う技量を十分に身につける(3) 力学やエネルギーの活用、機械の運動機構、ねじや歯車等の機械要素、機械材料について学習し、機器を適切に取り扱う技量を身につける(3) 力学やエネルギーの活用、機械の運動機構、ねじや歯車等の機械要素、機械材料について学習し、機器を適切に取り扱う技量が身についていない
(4)電気工学では直流回路の計算、抵抗の性質や電流の作用を理解し、実際に活用できる能力をつけるとともに、電磁誘導作用や電磁力を理解し、その活用方法と交流回路を学ぶための基礎能力を十分に身につける。(4)電気工学では直流回路の計算、抵抗の性質や電流の作用を理解し、実際に活用できる能力をつけるとともに、電磁誘導作用や電磁力を理解し、その活用方法と交流回路を学ぶための基礎能力を身につける。(4)電気工学では直流回路の計算、抵抗の性質や電流の作用を理解し、実際に活用できる能力をつけるとともに、電磁誘導作用や電磁力を理解し、その活用方法と交流回路を学ぶための基礎能力が身についていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械と電気に関する知識は工業技術、生産技術に欠かせないものである。基礎工学として機械工学および電気工学の領域における理論とその応用を学習し、工学に関する基礎技術とその活用が理解できるようにする。
授業の進め方・方法:
講義を基本とし、理論をともなう分野では演習問題の解法を行い、基礎理論とその実務内容が理解できるようにする。
注意点:
【評価方法と評価基準】(1),(2),(3):学習した内容について定期試験を行い評価する。(1),(3):総合的な理解度について設計演習を行い、レポートを評価する。前期(機械工学)の成績は(中間試験×0.4)+(期末試験×0.4)+(総合演習×0.2)、後期(電気工学)の成績は(中間試験×0.5)+(期末試験×0.5)でそれぞれ評価し、学年の最終成績は機械工学に関する成績と電気工学に関する成績を平均する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明、仕事、工業規格、単位 仕事、工業規格、単位について理解できる
2週 投影法 投影法について理解できる
3週 機械製図 機械製図について理解できる
4週 エネルギーと動力 エネルギーと動力について理解できる
5週 力の伝達、増幅 力の伝達、増幅について理解できる
6週 力の釣り合い 力の釣り合いについて理解できる
7週 材料の強さ、許容応力、引張り応力 材料の強さ、許容応力、引張り応力について理解できる
8週 ひずみ、せん断応力 ひずみ、せん断応力について理解できる
2ndQ
9週 中間試験
10週 試験の返却と説明、曲げ応力、ねじり応力 試験の返却と説明、曲げ応力、ねじり応力について理解できる
11週 運動伝達機構、機械要素 運動伝達機構、機械要素について理解できる
12週 ねじ、ボルト、ナット ねじ、ボルト、ナットについて理解できる
13週 軸伝達、機械要素 軸伝達、機械要素について理解できる
14週 鉄鋼材料、非鉄金属材料 鉄鋼材料、非鉄金属材料について理解できる
15週 期末試験
16週 試験の返却と説明、学習のまとめ 前期の学習についてまとめることが出来る
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明、電流と電圧(回路、電流、オームの法則) 電流と電圧(回路、電流、オームの法則)について理解できる
2週 直流回路の計算(並列回路、直列回路) 直流回路の計算(並列回路、直列回路)について理解できる
3週 直流回路の計算(応用回路、キルヒホッフの法則) 直流回路の計算(応用回路、キルヒホッフの法則)について理解できる
4週 抵抗の性質(抵抗率、導電率、抵抗温度係数、抵抗器) 抵抗の性質(抵抗率、導電率、抵抗温度係数、抵抗器)について理解できる
5週 電力とジュール熱(電力、電力量、ジュールの法則) 電力とジュール熱(電力、電力量、ジュールの法則)について理解できる
6週 電流の化学作用(電気分解、ファラデーの法則、他) 電流の化学作用(電気分解、ファラデーの法則、他)について理解できる
7週 演習(直流回路) 直流回路について理解できる
8週 中間試験
4thQ
9週 試験の返却と解説、磁気(磁気現象、磁界) 磁気(磁気現象、磁界)について理解できる
10週 電流の磁界作用(アンペアの右ねじの法則、電流と磁界、他) 電流の磁界作用(アンペアの右ねじの法則、電流と磁界、他)について理解できる
11週 磁界中の電流に働く力(電磁力、直流電動機の原理) 磁界中の電流に働く力(電磁力、直流電動機の原理)について理解できる
12週 電磁誘導作用(ファラデーの法則、誘導起電力の大きさ、他) 電磁誘導作用(ファラデーの法則、誘導起電力の大きさ、他)について理解できる
13週 静電現象(摩擦電気、静電誘導、電界、電束と電束密度、他) 静電現象(摩擦電気、静電誘導、電界、電束と電束密度、他)について理解できる
14週 コンデンサと静電容量(コンデンサ、コンデンサの接続、他) コンデンサと静電容量(コンデンサ、コンデンサの接続、他)について理解できる
15週 期末試験
16週 学習のまとめ 後期の学習についてまとめることが出来る

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力90000010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000