概要:
「世界の人々の生活・文化に関する地域的特色とその動向を、自然環境及び社会環境と関連付けて理解させ、世界と日本を比較し多面的に考察させることによって、地理的な見方や考え方を培い国際社会に生きる日本人としての自覚と資質を養う」という地理B目標に添いながら、自然環境と社会環境の中から工学と関わりの多い分野を選んで学習させる。世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について地理的観点から展望する基礎をつくるために、地形環境、気候環境、資源、産業、工業地域の形成などについて学習させるとともに、人種、民族、宗教、生活文化の多様性を理解させ、異なる文化・社会を尊重する態度を養う。
授業の進め方・方法:
主に教科書と地図帳、課題自習プリントを用いて学生に主体的に学習させる。必要に応じて板書やプリント、その他の形式により解説をする。その際、学生にノートをとらせ学習内容を整理させる。授業中に複数回の課題自習プリント(その他、小テスト、感想文課題など)を行う。ノート(および地図帳)の提出も義務づける。
注意点:
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地歴 | 産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前10,前14 |
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。 | 4 | 前4,前14,後2,後3,後12,後13 |
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。 | 4 | 前4,前10,前11 |
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。 | 4 | 前7,後1,後2,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11 |
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。 | 4 | 前5,前6 |
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。 | 4 | 前7,前9,後1,後6,後8,後9,後10,後11 |
地歴・公民 | 今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。 | 4 | 前4,前5,前6 |
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。 | 4 | 前4,前9,前12,前13 |