情報化学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報化学
科目番号 0097 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 「コンピュータ化学」吉村忠与志、上嶋晃智著、サイエンスハウス(2003)
担当教員 佐々 和洋

到達目標

化学に関連した問題の解決方法を学習し、情報化学について理解することを目標とする。1年次の情報処理の履修を踏まえて、コンピュータ支援の化学問題解決の高度な知識と技術を習得させる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報化学について、応用的な問題の解決方法を構築できる情報化学について、基本的な問題の解決方法を構築できる情報化学について、基本的な問題の解決方法を構築できない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
インターネット時代に適応した化学におけるコンピュータ利用を実践できる能力を育成する。化学に関連した問題の解決方法を学習し、情報化学について理解することを目標とする。1年次の情報処理の履修を踏まえて、コンピュータ支援の化学問題解決の高度な知識と技術を習得させる。
授業の進め方・方法:
本科目は学修単位科目である。従って、授業においては、情報化学に関する講義と演習を行い、さらに、授業外学修のための課題(予習復習、授業内容に関する調査・考察)を課す。
教科書に沿って講義と演習を行う。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業概要、ガイダンス、情報化学の分類 情報化学の分類が理解できる
2週 コンピュータ化学の総説 コンピュータ化学の概念、インターネット革命、化学におけるコンピュータ手法に関して理解できる
3週 情報倫理 ネットワーク社会の問題点、情報セキュリティポリシーの策定に関して理解できる
4週 情報の保護とプライバシーに関して理解できる
5週 インターネットによる情報学 インターネットと検索エンジンに関して理解できる
6週 化学文献とデータベースに関して理解できる
7週 化学情報学 化学構造の表記法に関して理解できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却、Excelによる問題解決 Excelのプラットフォームに関して理解できる
10週 Excelによる問題解決 行列と連立方程式を解ける
11週 統計処理を実行できる
12週 微分積分と方程式の解を導くことができる
13週 化学統計学 回帰分析を行うことができる
14週 多変量統計解析とパターン認識を行うことができる
15週 期末試験
16週 期末試験返却、前期まとめ 前期まとめ
後期
3rdQ
1週 化学グラフィックス VBAマクロによるグラフィックスを実行できる
2週 VBAマクロによるグラフィックスを実行できる
3週 分子モデリング 分子科学計算、分子設計を理解できる
4週 分子モデリングを理解できる
5週 シミュレーション 乱数に関して理解し発生させることができる
6週 モンテカルロ法に関して理解し実行できる
7週 微分量のシミュレーションに関して理解し実行できる
8週 中間試験
4thQ
9週 中間試験返却、シミュレーション 振り子運動のシミュレーションに関して理解し実行できる
10週 シミュレーションによるコロイドおよび界面に関して理解し実行できる
11週 化学計測 化学センシングに関して理解できる
12週 インターフェースに関して理解できる
13週 教育工学 コンピュータ支援学習に関して理解できる
14週 インターネット学校に関して理解できる
15週 期末試験
16週 試験の返却と解説,後期のまとめ 後期のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力0000000
専門的能力80002000100
分野横断的能力0000000