科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 歴史
科目番号 0101 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 加藤晴康他著:『世界史A』(東京書籍)
担当教員 廣重 準四郎

到達目標

(1) 世界史上の画期的出来事の背景・展開過程・影響について理解し、大筋で説明ができること。
(2) 事象の認識にあたって、通説にとらわれたり自説に拘泥することなく、柔軟で多面的なアプローチができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界史上の画期的出来事の背景・展開過程・影響について十分に理解し、大筋での説明が十分にできる。世界史上の画期的出来事の背景・展開過程・影響についてある程度理解し、大筋での説明がある程度できる。世界史上の画期的出来事の背景・展開過程・影響についてほとんど理解できず、大筋での説明もほとんどできない。
評価項目2事象の認識にあたって、通説にとらわれたり自説に拘泥することなく、柔軟で多面的なアプローチをすることが十分にできる事象の認識にあたって、通説にとらわれたり自説に拘泥することなく、柔軟で多面的なアプローチをすることがある程度できる。事象の認識にあたって、通説にとらわれたり自説に拘泥することなく、柔軟で多面的なアプローチをすることがほとんどできない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代世界の歴史的形成過程の理解・認識を通じて、われわれが直面する諸問題の本質を洞察し、未来を展望しうる能力の養成を目指す。
授業の進め方・方法:
教科書の項目立てに基本的に従いながら、近代初頭から第二次大戦後までの世界の歴史を講義する。
注意点:
初回の授業で伝えた「受講に際しての注意事項」を厳守すること。
成績評価は4回の定期試験の結果のみで行う。なお、各定期試験の評価割合はすべて25%とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 近代への序曲 ルネサンス・宗教改革・大航海時代について理解できる。
2週 主権国家体制と世界商業 近代初頭のヨーロッパ諸国・三十年戦争について理解できる。
3週 絶対王政の展開 英仏の絶対王制・イギリス革命について理解できる。
4週 革命の時代の開幕 啓蒙思想の展開・変革への動きについて理解できる。
5週 アメリカ独立革命 独立戦争と独立宣言・合衆国憲法の制定について理解できる。
6週 フランス革命 革命の勃発からテルミドール反動までについて理解できる。
7週 ナポレオン戦争 ブリュメール18日のクーデタからワーテルローへについて理解できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 産業革命 囲い込み・技術革新について理解できる。
10週 工業の発展と社会 工場労働の実情・社会問題や労働問題の発生について理解できる。
11週 ヨーロッパの動乱の波及 ラテンアメリカの独立・アジアとアフリカの植民地化について理解できる。
12週 ウィーン体制と1848年革命 ウィーン会議・1848年革命の勃発と挫折について理解できる。
13週 国民国家への道 イギリスの繁栄とフランスの政変・アメリカの発展と南北戦争について理解できる。
14週 ナショナリズムとロシア イタリア・ドイツの統一/ロシアと東方問題について理解できる。
15週 清帝国と周縁地域 朝貢体制と政策転換について理解できる。
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 清帝国における反乱と改革 アヘン戦争・太平天国について理解できる。
2週 日本・琉球・朝鮮の動向 日朝関係・日清戦争について理解できる。
3週 アジア・アフリカの変容 東南アジアの情勢・イギリスのインド支配について理解できる。
4週 帝国主義と世界分割 帝国主義政策の展開・西欧新帝国の形成と米露について理解できる。
5週 アジア・アフリカの抵抗運動 日露戦争・辛亥革命について理解できる。
6週 第一次大戦 大戦前夜のヨーロッパ・戦争の勃発と性格について理解できる。
7週 戦争から革命へ ロシア革命・ドイツ革命について理解できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 戦後秩序の形成 ヴェルサイユ体制の成立・新勢力の登場について理解できる。
10週 世界恐慌とファシズム 恐慌の発生・ファシズムの抬頭について理解できる。
11週 第二次大戦 大戦の勃発・太平洋戦争について理解できる。
12週 戦争の終結と戦後社会の胎動 イタリアとドイツの降伏・ポツダム宣言と日本について理解できる。
13週 連合国の戦後処理と世界 冷戦の開始・分断国家の誕生について理解できる。
14週 国際連合と東西対立 国際連合の成立・東西陣営の形成について理解できる。
15週 大戦後の東アジア 中華人民共和国の成立・朝鮮戦争について理解できる。
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000