英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 英語Ⅱ
科目番号 0102 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 『POWER ON: English CommunicationⅡ』東京書籍 、『POWER ON: English CommunicationⅡワークブック』東京書籍、『データベース4500:4th Edition』桐原書店。
担当教員 吉田 三郎

到達目標

(1)日常的な内容の対話や説明の英語を聞いて理解できること。
(2)比較的易しい英文による説明文などを読んで理解できること。
(3)基本的な語彙力と文法を習得し、比較的易しい英文を用いた対話や作文ができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 聴解力内容とともに、個々の音の弁別にも優れる。テキスト音源を聞いて、内容把握ができる。英文を聞くだけでは聞き取れない部分が多い。
評価項目2 英文読解力パラグラフの流れをスムーズに把握している。各パートごとのメッセージの核をつかんでいる。教科書の語彙にも習熟が足りず、意味が取れない。
評価項目3 英語表現力自己の意見、考えを表現するのに、既習の文法・構文を使いこなせる。各課の文法項目を使用しながら、英文を表出できる。基礎的な構文、文型の理解があいまいで語順に誤りも多い。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RC1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英語Ⅰで学習した事項の上にさらに進んだ言語材料を加え、英語の4技能(話す・聞く・読む・書く)の調和のとれた発達に留意しながら、実践的なコミュニケーションの基本的能力を養成する。
授業の進め方・方法:
英文の理解を進めるために、逐語訳に留まらず、むしろ英文のパラフレーズにこころがけ、学習者の英文リテリング能力を高めながら、1年次に学習した文法事項を含めての口頭発表を取り入れる。なお、語彙や構文の確認のために、ハンドアウトを配り、家庭学習を十分に行うことを前提とした授業を進める。
注意点:
教科書自体は2年生向けとしては比較的平易な英文も多いので、音読やリスニングでの情報授受が行なえるように数多く目に触れ、耳に触れる機会を持つ中で、「使える表現」を拡充する意識を常に持てるように注意する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション
Lesson 1 Take a Shot or Not (1)
品詞や基本文型の確認と習熟。(1年生の復習)
2週 Lesson 1 Take a Shot or Not(1)(2) 形式主語に慣れる。副詞の文修飾の用法とのリンクにも目を向け、スムーズな読みに結び付けられるようになる。
3週 Lesson 1 Take a Shot or Not (2)(3) 関係代名詞whatの用法の確認と擬似分裂文を用いた強調表現が使えるようになる。
4週 Lesson 2 Ethical Fashion (1) 法助動詞を含めた述語動詞のかたまりの意味把握と語順への確認が完了する。
5週 Lesson 2 Ethical Fashion (2) 強調構文と呼ばれる分裂文と1課で学習した形式主語の
構文の識別ができる。
6週 Lesson 2 Ethical Fashion (3) 疑問詞を含んだ動詞句への習熟が進み、やや大きめのまとまりの目的語を含んだ英文が表現できる。
7週 前期中間試験
8週 試験返却前期中間試験の解答および解説 既習の2レッスンについて、内容に関する質問に英語で答えたり、サマリーを述べることに慣れる。
2ndQ
9週 Lesson 3 Landfill Harmonic(1) 関係副詞を含めて名詞の後置修飾のかたまりに注意が向かうようになる。
10週 Lesson 3 Landfill Harmonic(2) SVOC第5文型におけるOC部分の隠れたS+V関係(ネクサス)に注意を向けられるようになる。
11週 Lesson 3 Landfill Harmonic (3) ネクサスの応用として、分詞の形で現れる場合の第5文型の応用にも理解を進める。
12週 Lesson 4 Icons of Scotland (1) 関係詞の非制限用法による付加的な説明を半呼吸おいて把握する読み方にも慣れるきっかけとする。
13週 Lesson 4 Icons of Scotland (2) (原形)不定詞と現在分詞の動作の違いを実感しながら構文の習熟と意識した発話の経験を増やす。
14週 Lesson 4 Icons of Scotland (3) 口語的な表現としてのseem、look likeの用法に親しみながら、ソフトな叙述法を実感する。
15週 試験返却前期期末試験の解答および解説、第1回課題点検 短めのストーリーを一気に読み通す経験を持つ。図書館の多読書籍に触れる機会を持つ。
16週 前期期末試験返却 夏季休暇中自学課題の確認 Reading教材“Going Home”を各自で読み、ストーリーの核となるエピソードを中心に英語リテリング準備。
後期
3rdQ
1週 夏季自学課題に関するプレゼンテーション
Lesson 6 Vegetable Factories
英語リテリンググループ発表も含める。
2週 Lesson 6 Vegetable Factories エッセーライティングの初歩としてのパラグラフ構成に目を向ける機会を持つ。
3週 Lesson 6 Vegetable Factories 譲歩節を使った表現法に慣れる。
4週 Lesson 6 Vegetable Factories 1つの英文の中の個々の単語の音の連結に注意して読む練習をする。
5週 Lesson 7 The Power of Color 形容詞節とは異なる同格節と関係代名詞の限定用法の違いにも注意を向けることができる。
6週 Lesson 7 The Power of Color 指示形容詞と所有代名詞の確認を踏まえて、関係代名詞whoseの用法を再確認する。
7週 Lesson 7 The Power of Color 色に関する情報として具体的な事物を紹介して、自己の生活の中から情報を発信する機会を持つ。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験返却後期中間試験の解答および解説、
Lesson 8Miu and Mima, Friendly but Tough Competitors
付帯状況の表現を用いるときに、どのように状況を相手に伝えているかを確認して、より生き生きとした表現を実践する。
10週 Lesson 8Miu and Mima, Friendly but Tough Competitors 過去の状況に対する推量を述べる表現方法で今自分が考えていることを伝える経験を持つ。
11週 Lesson 8Miu and Mima, Friendly but Tough Competitors 昨年度のオリンピック大会の中の印象に残るシーンについてのコメントを英語で述べる経験を持つ。
12週 Lesson 9 From Owning to Sharing データに基づいた情報整理を行い発表を行う方法に慣れる。
13週 Lesson 9 From Owning to Sharing 追加:Reading 2"Fly, Dakota, Fly"を各自読み、グループで英文リテリングの準備をする。
14週 Lesson 10 Solar Cooking 時系列に沿った情報の説明に慣れる機会を持つ。
15週 Lesson 10 Solar Cooking 仮定法を用いた婉曲な願望表現を含めて、仮定法全体の復習を行なう。
16週 後期期末試験返却
第2回課題発表

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80500015100
基礎的能力80500015100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000