到達目標
(1) 社会における高分子材料の実際の利用分野と高分子材料を対比しながら高分子材料の化学を理解できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 社会における高分子材料の実際の利用分野と高分子材料を対比しながら高分子材料の化学を理解し、説明できる。 | 社会における高分子材料の実際の利用分野と高分子材料を対比しながら高分子材料の化学を理解できる。 | 社会における高分子材料の実際の利用分野と高分子材料を対比しながら高分子材料の化学を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
高分子材料は、金属材料・セラミックス材料と共に私たちの社会・生活を支えている。化学構造を設計することで様々な機能性を発現し、いろいろな分野で利用されている。3年生の高分子化学を基礎とし、その構造と機能性の関係をさらに理解する。
授業の進め方・方法:
教科書の各章を7~8回の講義で進める。3年生の高分子化学を基礎として、構造と機能性の関係を深く理解し、実際の利用分野と高分子材料を対比しながら高分子材料の化学を学び、現在、高分子材料が抱えている問題(大量生産・大量消費等による弊害)についても考える。この科目は学修単位科目「A」です。授業外学修の時間を含めます。週ごとの到達目標に関する課題を与えるので各自まとめておくこと。
注意点:
2,3年生の有機化学および、3年生の高分子化学を基礎としていることから、各自復習をしながら学習すること。
環境生産システム工学プログラム:JB3(◎)
関連科目:有機化学(本科2,3学年)、高分子化学(本科3年)、合成化学(本科5学年)、機能材料化学(本科5学年)、有機反応化学(専攻科2学年)
評価方法:中間試験(100点満点)と期末試験(100点満点)で総合的に評価する。
評価基準:60点以上を合格とする。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
汎用合成高分子構造材料の全般的性質 |
汎用合成高分子構造材料の全般的性質を説明できること。
|
2週 |
汎用合成高分子構造材料の分子構造的特徴、物性 |
汎用合成高分子構造材料の分子構造的特徴と物性を説明できること。
|
3週 |
汎用合成高分子構造材料の区分・分類 |
汎用合成高分子構造材料の区分・分類を説明できること。
|
4週 |
プラスチック、繊維、ゴム・エラストマ- |
プラスチック、繊維、ゴム・エラストマ-の一般的な性質を説目できること。
|
5週 |
汎用合成高分子構造材料の課題・問題点、各論(1) |
汎用合成高分子構造材料の課題・問題点について説明出来、幾つかの高分子の性質を説目できること。
|
6週 |
汎用合成高分子構造材料の課題・問題点、各論(2) |
汎用合成高分子構造材料の課題・問題点について説明出来、幾つかの高分子の性質を説目できること。
|
7週 |
情報社会を支える有機材料(光ファイバ-、光ディスク) |
情報社会を支える有機材料(光ファイバ-、光ディスク)について説明できること。
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
エンジニアリングプラスチック一般 |
エンジニアリングプラスチックとは何かを説明できること。
|
10週 |
エンジニアリングプラスチックの性質 |
エンジニアリングプラスチックの一般的性質を説明できること。
|
11週 |
エンジニアリングプラスチックの合成法 |
エンジニアリングプラスチックの合成法について説明できること。
|
12週 |
エンジニアリングプラスチックの開発手法 |
エンジニアリングプラスチックの開発手法について説明できること。
|
13週 |
エンジニアリングプラスチック各論(1) |
代表的なエンジニアリングプラスチックの合成や性質等を説明できること。
|
14週 |
エンジニアリングプラスチック各論(2) |
代表的なエンジニアリングプラスチックの合成や性質等を説明できること。
|
15週 |
耐熱性高分子 |
耐熱性高分子の作成方法の理論と実際を説明できること。
|
16週 |
期末試験 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | 高分子化合物がどのようなものか説明できる。 | 4 | |
代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。 | 4 | |
高分子の分子量、一次構造から高次構造、および構造から発現する性質を説明できる。 | 4 | |
高分子の熱的性質を説明できる。 | 4 | |
重合反応について説明できる。 | 4 | |
重縮合・付加重合・重付加・開環重合などの代表的な高分子合成反応を説明でき、どのような高分子がこの反応によりできているか区別できる。 | 4 | |
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の反応を説明できる。 | 4 | |
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の特徴を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |