到達目標
JB-3(数学とその他の自然科学，情報処理，および異なる技術分野を含む問題にも対処できる，ものづくり・環境づくりに関する能力を身に付ける)．
【自然科学，情報処理，および異なる技術分野を含む問題解決】転写、翻訳、複製という一連のセントラルドグマを中心に生命活動が精密に制御されていることを学ぶ。
【ものづくり・環境づくりに関する能力】バイオテクノロジー全般を理解し、微生物、植物、動物、医薬･疾患、工業、農業などエンジニアとして幅広く対応し、生じた問題を解決できる程度の知識を習得する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 化学・生物を専門とするエンジニアとして分子生物学の知識を十分有し、諸問題の解決に応用・実践できる。
| 化学・生物を専門とするエンジニアとして必要な生物学の知識を有し、生理現象について分子レベルの説明が論理的にできる。
| 分子生物学の知識の習得が十分と認められない。 |
| 評価項目2 | | | |
| 評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
生物の生理現象を分子レベルで理解する。1つ1つの現象をどのような分子が構成し、連携して生理現象を引き起こすかを考えることで、生物の進化や様々な疾患のメカニズムなどを理解できる。
授業の進め方・方法:
教科書・スライド・プリントを使用して行う。中間試験および期末試験で達成度を評価するのみならず、レポートや演習を随時行うことで確実に理解度を高める。
注意点:
環境生産システム工学プログラム：JB3(◎)
関連科目： 微生物学(４年・前期) 遺伝子工学(５年・後期)
評価方法：定期試験の平均点を総合成績とする。ただし，60点に満たない場合は追試験を課すこともあり，その場合は60点を超さない範囲で最大10点を加点する．
評価基準：最終成績６０点以上を合格とする。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
シラバスの説明、オリエンテーション |
授業の進め方、評価方法、大まかな分子生物学の説明について理解すること
|
| 2週 |
原核生物と真核生物 |
原核生物と真核生物の違いを説明できる
|
| 3週 |
ウイルス、バクテリオファージ |
ウイルス、バクテリオファージについて説明できること
|
| 4週 |
タンパク質の機能 |
タンパク質の機能について理解できること
|
| 5週 |
DNAおよびRNAの構造、機能 |
DNAおよびRNAの構造、機能について理解できること
|
| 6週 |
原核細胞の転写(オペロン) |
原核細胞の転写(オペロン)について理解できること
|
| 7週 |
mRNA,rRNA,tRNA、リボソーム、コドン、アンチコドン、コドンユーセージ、コドンの揺らぎ |
mRNA,rRNA,tRNA、リボソーム、コドン、アンチコドン、コドンユーセージ、コドンの揺らぎについて理解できること
|
| 8週 |
複製フォーク、岡崎フラグメント、リーディング鎖・ラギング鎖、DNAポリメラ-ゼ |
複製フォーク、岡崎フラグメント、リーディング鎖・ラギング鎖、DNAポリメラ-ゼについて理解できること
|
| 2ndQ |
| 9週 |
前期中間試験 |
|
| 10週 |
変異原、放射線、紫外線、AP部位、二本鎖切断、フレームシフト |
変異原、放射線、紫外線、AP部位、二本鎖切断、フレームシフトについて理解できること
|
| 11週 |
相同組換え修復と非相同組換え修復 |
相同組換え修復と非相同組換え修復について理解できること
|
| 12週 |
ヒストン、アセチル化・脱アセチル化、ユーロクロマチン・ヘテロクロマチン、テロメア、セントロメア |
ヒストン、アセチル化・脱アセチル化、ユーロクロマチン・ヘテロクロマチン、テロメア、セントロメアについて理解できること
|
| 13週 |
細胞周期、サイクリン、酵母遺伝学 |
細胞周期、サイクリン、酵母遺伝学について理解できること
|
| 14週 |
LTRーレトロトランスポゾン・non-LTRレトロトランスポゾン |
LTRーレトロトランスポゾン・non-LTRレトロトランスポゾンについて理解できること
|
| 15週 |
前期期末試験 |
|
| 16週 |
胚発生、Hox遺伝子、レチノイン酸 |
胚発生、Hox遺伝子、レチノイン酸について理解できること
|
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
ダイオキシン(CyP450)、エストロゲン、重金属(メタロチオネイン |
ダイオキシン(CyP450)、エストロゲン、重金属(メタロチオネインについて理解できること
|
| 2週 |
核内移行シグナル、核膜孔 |
核内移行シグナル、核膜孔について理解できること
|
| 3週 |
微小管、ミクロフィラメント |
微小管、ミクロフィラメントについて理解できること
|
| 4週 |
Gプロテイン、サイクリックAMP、MAPキナーゼ |
Gプロテイン、サイクリックAMP、MAPキナーゼについて理解できること
|
| 5週 |
ストレス応答（温度・浸透圧・ホルモン） |
ストレス応答（温度・浸透圧・ホルモン）について理解できること
|
| 6週 |
分化・増殖、サイトカイン |
分化・増殖、サイトカインについて理解できること
|
| 7週 |
ＥＳ細胞、iPS細胞 |
ＥＳ細胞、iPS細胞について理解できること
|
| 8週 |
後期中間試験 |
|
| 4thQ |
| 9週 |
オーキシン、サイトカイニン、アブシジン酸、重力屈性、ファイトレメディエーション |
オーキシン、サイトカイニン、アブシジン酸、重力屈性、ファイトレメディエーションについて理解できること
|
| 10週 |
神経伝達（活動電位の発生と伝導、細胞間（シナプス）の伝達） |
神経伝達（活動電位の発生と伝導、細胞間（シナプス）の伝達）について理解できること
|
| 11週 |
肥満(レプチン、Oｂマウス) |
肥満(レプチン、Oｂマウス)について理解できること
|
| 12週 |
がん(p53、アポトーシス)、老化(テロメア、テロメアーゼ、老化モデルマウス) |
がん(p53、アポトーシス)、老化(テロメア、テロメアーゼ、老化モデルマウス)について理解できること
|
| 13週 |
抗原・抗体、T細胞、B細胞、マクロファージ |
抗原・抗体、T細胞、B細胞、マクロファージについて理解できること
|
| 14週 |
まとめ |
|
| 15週 |
学年末考査 |
|
| 16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
| 総合評価割合 | 300 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 300 |
| 基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
| 専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
| 分野横断的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |