反応工学

科目基礎情報

学校	福井工業高等専門学校	開講年度	令和03年度 (2021年度)
授業科目	反応工学
科目番号	0155	科目区分	専門 / 必修
授業形態	講義	単位の種別と単位数	学修単位: 2
開設学科	物質工学科	対象学年	5
開設期	前期	週時間数	2
教科書/教材	配布資料
担当教員	古谷 昌大

到達目標

各種反応器に対して化学反応速度論・化学平衡論・物質収支論などの諸原理を適用して，化学プロセスにおける物質の変化を最も合理的・経済的に行うために必要な装置設計とその操作条件を理解できること．

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
反応工学	反応工学の応用的な計算ができる．	反応工学の基礎的な計算ができる．	反応工学の基礎的な計算ができない．

学科の到達目標項目との関係

JABEE JB3

教育方法等

概要:

各種反応器を用いた化学プロセスを考える際は，エネルギー・資源の有効活用や省資源・再利用などを常に意識して，循環型社会の構築を目指していかなければならない．化学反応速度論・化学平衡論・物質収支論などの諸原理を適用することによる，化学プロセスにおける物質の変化を最も合理的・経済的に行うために必要な装置設計とその操作条件を理解する．

授業の進め方・方法:

配布資料を中心に講義を進めるが，国内外の専門書を参考にしたプリントなどで補足することもある．科目の性質上，演習が必要不可欠なので随時演習問題を課し，内容の理解度を見ながら講義を進める．
この科目は学修単位科目「A」であり，授業外学修の時間を含める．

注意点:

授業外学修のための課題については，期限を守って必ず提出すること．
環境生産システム工学プログラム：JB3(◎)
関連科目：化学工学I(本科3年)，化学工学II(本科4年)，高分子工業化学(専攻科1年)
評価方法：定期試験を80%，課題20%として評価する．
　　　　　上記の評価で合格点に満たないときは，状況に応じて追加課題や試験などで加点を行う場合がある．
評価基準：学年成績60点以上

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	シラバスの説明	シラバスの説明について理解できる．
		2週	基礎的事項の復習	反応工学における基礎的事項について理解できる．
		3週	複合反応における反応器設計(1)	複合反応における反応器設計について理解できる．
		4週	複合反応における反応器設計(2)	複合反応における反応器設計について理解できる．
		5週	複合反応における反応器設計(3)	複合反応における反応器設計について理解できる．
		6週	流体混合モデル(1)	流体混合モデルについて理解できる．
		7週	流体混合モデル(2)	流体混合モデルについて理解できる．
		8週	流体混合モデル(3)	流体混合モデルについて理解できる．
	2ndQ
		9週	中間試験	第1週～第8週の学習内容に関連した問題を解くことができる．
		10週	試験の返却と解説，非等温反応器の設計(1)	非等温反応器の設計について理解できる．
		11週	非等温反応器の設計(2)	非等温反応器の設計について理解できる．
		12週	非等温反応器の設計(3)	非等温反応器の設計について理解できる．
		13週	非等温反応器の設計(4)	非等温反応器の設計について理解できる．
		14週	非等温反応器の設計(5)	非等温反応器の設計について理解できる．
		15週	本授業のまとめ	本授業の内容を整理し，まとめることができる．
		16週	期末試験	第1週～第15週の学習内容に関連した問題を解くことができる．

評価割合

	試験	課題	合計
総合評価割合	80	20	100
専門的能力	80	20	100