到達目標
1:木造住宅の基本概念を理解し,敷地に対して,動線や採光、通風を考慮した建物配置を行い、建物全体の計画ができること.
2:エスキス,各図面(平面図,立面図,断面図,透視図など)の作成に取り組むこと.
3:計画的に作業を進め,締切までに完成できること.
4:各自のコンセプトが図面にどれだけ的確に反映できたかを発表し,質疑に対して応答できること.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 到達目標に示すような,製図が描け,明解なプレゼンができること. | 到達目標に示すような,基本的な製図が描け,プレゼンができること | 到達目標に示すような,基本的な製図が解けないこと. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
総時間数は45時間。前期は、木造住宅図面のトレースを行う。後期は、自由設計課題として戸建ての木造住宅設計を行う.
授業の進め方・方法:
前期は製図技術習得のために課題作品のトレースを行う。後期は、設計能力を養うために、まず現地調査や要件の整理からコンセプト(設計概念)をまとめる。その後、建築計画原論に基づき設計を進め、図面作成を行い、プレゼンテーションを行う。
注意点:
成績評価で60%以上を合格とする.
設計コンペに応募するなど,学習意欲の高い取り組みに対しては,評価を高くする可能性がある.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業の進め方,シラバスの説明,資料の配付、描き方の説明 トレースによる製図の描き方を理解する.
|
2週 |
製図のトレース(その1) |
トレースによる配置図,平面図(製図例2-1,左半分)の描き方を理解する.
|
3週 |
製図のトレース(その2) |
トレースによる配置図,平面図(製図例2-1,左半分)の描き方を理解する.
|
4週 |
製図のトレース(その3) |
トレースによる平面詳細図(製図例2-2)の描き方を理解する.
|
5週 |
製図のトレース(その4) |
トレースによる平面詳細図(製図例2-2)の描き方を理解する.
|
6週 |
製図のトレース(その5) |
トレースによる平面詳細図(製図例2-2)の描き方を理解する.
|
7週 |
製図のトレース(その6) |
トレースによる平面詳細図(製図例2-2)の描き方を理解する.
|
8週 |
中間確認 |
提出課題①を提出する.課題の内容は配置図,平面図,平面詳細図である.
|
2ndQ |
9週 |
製図のトレース(その7) |
トレースによる立面図(製図例2-3)の描き方を理解する.
|
10週 |
製図のトレース(その8) |
トレースによる立面図(製図例2-3)の描き方を理解する.
|
11週 |
製図のトレース(その9) |
トレースによる断面図(製図例2-3)の描き方を理解する.
|
12週 |
製図のトレース(その10) |
トレースによる断面図(製図例2-3)の描き方を理解する.
|
13週 |
透視図 の作図(その1) |
仕上げ・二点透視図(演習課題5,p.52-56)の描き方を理解する.
|
14週 |
透視図 の作図(その2) |
仕上げ・二点透視図(演習課題5,p.52-56)の描き方を理解する.
|
15週 |
透視図 の作図(その3) |
仕上げ・二点透視図(演習課題5,p.52-56)の描き方を理解する.
|
16週 |
|
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス・講義 |
授業概要及び課題説明の後,住宅の基本的な機能、配置計画等を理解する.
|
2週 |
講義・現地調査 |
関連法規の紹介、木造住宅・2世帯住宅の特性、積算概要、透視図の描き方を理解する.
|
3週 |
エスキス1 |
チェック,諸条件を基にコンセプトを検討し決定する
|
4週 |
エスキス2 |
チェック,必要居室の配置、動線計画、ボリュームを理解した上で、設計プランを作成する
|
5週 |
エスキス3 |
チェック,ボリューム、平面計画について理解しプランの作成を進める
|
6週 |
エスキス4 |
チェック,平面、立面の計画と建築物の内観、外観を想定し設計内容を修正・調整する
|
7週 |
エスキス5 |
チェック,設計作品について平面、立面、断面を総合的に精査する
|
8週 |
中間確認 |
チェック,プランの最終決定を行う.
|
4thQ |
9週 |
図面作成1 |
平面図,立面図,断面図を作図する.
|
10週 |
図面作成2 |
平面図,立面図,断面図を作図し,透視図などを作成する.
|
11週 |
図面作成3 |
平面図,立面図,断面図を作図し,透視図などを作成する.
|
12週 |
図面作成4 |
平面図,立面図,断面図を作図し,透視図などを作成する.
|
13週 |
図面の仕上げ |
コンセプトやタイトル、面積表などを図面に書き入れる等の仕上げを行う.
|
14週 |
3分間プレゼンテーション1 |
プレゼンテーションによる表現能力を学ぶ.
|
15週 |
3分間プレゼンテーション2 |
プレゼンテーションによる表現能力を学ぶ.
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 製図 | 線と文字の種類を説明できる。 | 4 | 前1 |
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。 | 4 | 前2 |
図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。 | 4 | 前1,前2 |
与えられた条件を基に設計計算ができる。 | 4 | 後7,後8,後13 |
評価割合
| 模写課題 | 設計課題 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 50 | 100 |