建設材料学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 建設材料学
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 改訂版 図説 わかる材料 土木・環境・社会基盤施設をつくる:岡本 享久 著(学芸出版社)
担当教員 蓑輪 圭祐,芹川 由布子

到達目標

(1) 木材の種類,特徴(長所,短所)および建築材料としての利用方法について説明できること.
(2) 各種材料の原料,製造工程,性質および用途を説明できること.
(3) コンクリートの配合設計手法を説明でき,計算できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
木材の種類,特徴および建築材料としての利用方法木材の種類,特徴および建築材料としての利用方法を他者に説明できる。木材の種類,特徴および建築材料としての利用方法を理解できる。木材の種類,特徴および建築材料としての利用方法を理解できていない。
各種材料の原料,製造工程,性質および用途各種材料の原料,製造工程,性質および用途を他者に説明できる。各種材料の原料,製造工程,性質および用途を理解できる。各種材料の原料,製造工程,性質および用途を理解できていない。
コンクリートの配合設計コンクリートの配合設計方法を説明でき、計算できる。コンクリートの配合設計について例題を参考にして計算できる。コンクリートの配合設計方法について理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
大部分の土木,建築構造物は単一の材料で成り立っているのではなく,複数の材料を上手に組み合わせることによって形づくられている.そして,構造物の機能を損なわずに長く使用するためには,目的に適った材料選びが最初の関門となる.本講義を通して個々の材料の特性,品質規格やそれを裏付ける試験方法,メンテナンス手法を学習する.
授業の進め方・方法:
指定した教科書と自作教材とを併用して建設材料各論を解説する.
注意点:
正課は計4回の定期試験の成績各25%の合計100%で評価する.
また,課外評価としてコンクリート製品検定の成果を課外評価として成績に加味することがある.
成果は学年末時に所有している級によって評価し,初級3点,中級5点を上限とする.
なお,開講年度に初級を受検したが不合格だった場合は1点を上限とする.

【評価基準】
成績評価の上限は100点とし,正課と課外評価の合計が60点以上であれば合格とする.
課外評価の対象は評価基準の上限に達していない受講者とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス シラバスに基づき年間授業計画を説明する.
2週 セメント (1)
セメントの役割を理解する. 
3週 セメント (2)
セメントの種類と性質を理解する.
4週 混和材料 (1)
混和材料の役割と種類を理解する.
5週 混和材料 (2) 混和剤について理解する.
混和材について理解する.
6週 骨材 (1) 骨材の役割を理解する.
7週 骨材 (2) 骨材の性質を理解する.
8週 骨材 (3)
まとめ (1)
骨材の種類を理解する.
前期中間試験の試験対策を行う.
2ndQ
9週 前期中間試験 前期中間試験を実施する.
10週 骨材 (4) 骨材のふるい分け試験を理解する.
骨材の単位容積質量および実積率試験を理解する.
11週 骨材 (5) 骨材の密度および吸水率試験方法を理解する.
12週 木材 (1) 木材の種類を理解する.
13週 木材 (2) 木材の特徴を理解する.
14週 木材 (3) 建築材料の種類を理解する.
15週 まとめ (2) 前期期末試験の試験対策を行う.
16週 前期期末試験 前期期末試験を実施する.
後期
3rdQ
1週 構造物と材料 (1) 構造物と材料の結びつきを理解する.
2週 構造物と材料 (2) 材料の役割や求められる性質,品質について理解する.
3週 鋼材 (1) 鋼材の役割と特徴を理解する.
4週 鋼材 (2) 鋼材の種類を理解する.
鋼材の疲労・腐食と防食について理解する.
5週 アスファルト (1) アスファルトの役割と種類を理解する.
6週 アスファルト (2) アスファルトの舗装への利用について理解する.
7週 まとめ (3) 後期中間試験の試験対策を行う.
8週 後期中間試験 後期中間試験を実施する.
4thQ
9週 コンクリート (1) フレッシュコンクリートについて理解する.
10週 コンクリート (2) 硬化コンクリートについて理解する.
11週 コンクリート (3) コンクリートの耐久性について理解する. 
12週 コンクリート (4) コンクリートの配合設計方法の手順を理解する.
13週 コンクリート (5) コンクリートの配合設計方法の手順を理解する.
14週 コンクリート (6) 配合設計を行い,計画配合および現場配合を理解する.
15週 まとめ (4) 1年間のまとめを行う.
後期期末試験の試験対策を行う.
16週 後期期末試験 後期期末試験を実施する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。4後1,後2
鋼材の種類、形状を説明できる。4後3,後4
応力-ひずみ関係、降伏応力、引張強度、弾性係数に関する鋼材の力学的性質を説明できる。4後3,後4,後9,後10
セメントの物理的性質、化学的性質を説明できる。4前2,前3
各種セメントの特徴、用途を説明できる。4前2,前3
骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。4前6,前7,前8,前10,前11
骨材の種類、特徴を説明できる。4前6,前7,前8,前10,前11
混和剤と混和材の種類、特徴を説明できる。4前4,前5
コンクリートの長所、短所を説明できる。4後9,後10,後11
フレッシュコンクリートのワーカビリティー、スランプ、空気量を説明できる。4後9
硬化コンクリートの圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮を説明できる。4後10
硬化コンクリートの耐久性に関して、凍害、アルカリシリカ反応、中性化、塩害を説明できる。4後11
配合設計の手順を理解し、計算できる。4後12,後13,後14
建築系分野材料建築材料の種類や必要とされる性能及び使用事例を説明できる4前12,前13,前14
木質材料の種類とその特質(力学的特性、耐久性など)について説明できる。4前12,前13,前14
セメントやコンクリートの種類・特徴(強度、耐久性、調合など)について説明できる。4前2,前3,後9,後10,後11,後12,後13,後14
その他の材料の種類・性質・使用上の注意について説明できる。4前14,後5,後6

評価割合

定期試験(全4回)合計
総合評価割合100100
専門的能力100100