国語表現

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語表現
科目番号 0021 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 プリント等
担当教員 前田 安信

到達目標

自分の意見.主張などを、日本語の談話や文章で、場面に応じた表現を用いて適切に述べられるようにし、また、原稿などを作成するための基礎知識の習得と充実を目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
自分の意見、主張を積極的に発言し、相手を納得させることができる。自分の意見、主張を積極的に発言することができる。自分の意見、主張を発言することができない。
自分の意見、主張を場面に応じた表現を用いて適切に述べることができる。自分の意見、主張を場面に応じた表現を用いて適切に述べようと工夫することができる。自分の意見、主張を場面に応じて適切に表現しようとしていない。
原稿作成のための基礎知識の習得し、それを用いて的確な文章表現ができる。原稿作成のための基礎知識の習得ができ、それをもちいて文章を書くことができる。原稿作成のための基礎知識の習得ができていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
正確な記述力と読解力を高めるために、国語の表現に必要な基礎的事項の確実な理解を目指す。
授業の進め方・方法:
プリントによる演習を中心に進める。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス.公的な文書の書き方(1) 一年間の授業の流れを理解する。履歴書の書き方を習得する。
2週 公的な文書の書き方(2) 手紙・葉書の書き方を習得する。
3週 公的な文書の書き方(3) 議事録その他の書き方を習得する。
4週 表記の学習(1) 送り仮名の付け方について理解する。
5週 表記の学習(2) 仮名遣いの原則や記述記号等の使い方を理解する。
6週 語句の学習(1) 四字熟語、ことわざの事例・用法を理解する。
7週 語句の学習(2) 故事成語・慣用句の事例・用法を理解する。
8週 (中間試験) 前期前半の内容を整理する。
2ndQ
9週 口語文法(1) 日本語の品詞の概要について理解する。
10週 口語文法(2) 動詞の概要について理解する。
11週 口語文法(3) 動詞の用法を理解する。
12週 口語文法(4) 形容詞・形容動詞について理解する。
13週 口語文法(5) 名詞について理解する。
14週 口語文法(6) 副詞・連体詞・接続詞・感動詞・助動詞について理解する。
15週 前期期末試験返却、解説 これまでの授業の内容を復習する。
16週 学力強化週間 これまでの授業で理解ができていないところを、さらに復習する。
後期
3rdQ
1週 待遇表現(1) 相手や場面に応じた会話の概要を理解する。
2週 待遇表現(2) 相手や場面に応じて、言葉を使い分けることができる。
3週 待遇表現(3) 相手や場面に応じて言葉を使い分ける仕組みを習得する。
4週 面接 質問と応答について習得する。
5週 電話応対 電話のかけ方、受け方を習得する。
6週 説明文 相手に説明するための適切な文章を習得する。
7週 作文、小論文(1) 作文と小論文の違いを習得する。
8週 (中間試験) これまでの授業で得た見識を用いて、日本語表現について分析することができる。
4thQ
9週 作文、小論文(2) 文章の要約を習得する。
10週 作文、小論文(3) 小論文作成に向けて、必要な資料の集め方を習得する。
11週 作文、小論文(4) 小論文の下書きを作成することができる。
12週 作文、小論文(5) 小論文の下書きをもとに、自らで推敲することができる。
13週 作文、小論文(6) 推敲した原稿をもとに、他者と議論することができる。
14週 作文、小論文(7) 他者との議論を経たあとで、清書として、小論文を作成することができる。
15週 期末試験返却、解説 これまでの授業で得た見識を用いて、日本語表現を分析することができる。
16週 学習のまとめ これまでの学習内容を整理し、より深い学びへとつなげることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。4後1,後2,後6,後10,後12
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3後4,後5,後10,後11,後13
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。4後4,後5,後9,後13
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。4前15,前16,後3,後7,後8,後14,後15,後16

評価割合

試験提出物合計
総合評価割合8020100
基礎的能力402060
専門的能力40040
分野横断的能力000