到達目標
この範囲に関する技術士1次試験問題を解答することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 土の基本的性質に関する応用的な技術士1次試験問題を解答することができる. | 土の基本的性質に関する基礎的な技術士1次試験問題を解答することができる. | 土の基本的性質に関する基礎的な技術士1次試験問題を解答することができない. |
評価項目2 | 土中の水理に関する応用的な技術士1次試験問題を解答することができる. | 土中の水理に関する基礎的な技術士1次試験問題を解答することができる. | 土中の水理に関する基礎的な技術士1次試験問題を解答することができない. |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
構造物を直接的あるいは間接的に支える基礎地盤の性質を理解する.このために,①土に関する基礎科目である土質力学,および,②実際の構造物の設計に応用する地盤工学を系統的に理解する.
授業の進め方・方法:
この科目は学修単位科目「A」です.授業外学修の時間を含めます.
座学を中心とした講義になるが,適宜,内容確認のために課題を出す.
4年生以降で実施する実験実習内容との関連性や地盤防災工学への連続性を考慮して講義を進める.
注意点:
【関連科目】
地盤工学Ⅱ(本科4年),施工管理学(本科4年),地盤防災工学(本科5年),環境都市工学設計製図Ⅲ(本科5年),都市防災システム(専攻科環境システム系2年),動的構造デザイン(専攻科環境システム系2年)
【評価方法】
中間試験2回(各20%),期末試験2回(各20%),授業外学修による課題レポート等(20%)によって評価する.状況に応じて課題の追加提出あるいは再試験等を実施することがある.
【評価基準】
学年成績60点以上.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
シラバスの説明 地盤工学の概要/SI単位・単位変換 |
地盤工学Ⅰで学ぶ内容の全体像を説明できる。 地盤工学Ⅰで学ぶ所量を説明できる。
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2週 |
地盤の生成 |
地盤調査 地盤調査の分類と内容について、説明できる。
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3週 |
土の組成とその表示方法① |
土の組成とその表示方法を説明できる。
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4週 |
土の組成とその表示方法② |
土の構成図を求めることができる。
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5週 |
土粒子の大きさと分布
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土粒子の大きさと分布を説明できる。
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6週 |
土のコンシステンシー |
土のコンシステンシーを説明できる。
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7週 |
総合演習 |
時間をかければこの範囲に関する技術士1次試験問題を解答することができる。
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8週 |
中間学力確認(試験) |
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4thQ |
9週 |
試験の返却・解説 土の分類法① |
土の分類法を説明できる。
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10週 |
土の分類法② |
土の粒径・粒度分布やコンシステンシーを理解し、地盤材料の工学的分類に適用できる。
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11週 |
土の締め固め |
土の締め固め曲線を説明できる。
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12週 |
土中水とダルシーの法則 |
ダルシーの法則を説明できる。
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13週 |
透水係数 |
透水係数と透水試験を説明できる。
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14週 |
流線網 浸透水による地盤の破壊 |
流線網を説明できる。 浸透水による地盤の破壊を説明できる。
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15週 |
総合演習 |
時間をかければこの範囲に関する技術士1次試験問題を解答することができる。
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16週 |
試験の返却・解説など |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 水理 | 水理学で用いる単位系を説明できる。 | 4 | |
静水圧の表現、強さ、作用する方向について、説明できる。 | 4 | |
平面と曲面に作用する全水圧の大きさと作用点を計算できる。 | 4 | |
浮力と浮体の安定を計算できる。 | 4 | |
連続の式を説明できる。 | 4 | |
ベルヌーイの定理を説明でき、これを応用(ベンチュリーメータなど)した 計算ができる。 | 4 | |
運動量保存則を説明でき、これを応用した計算ができる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 10 | 50 |
専門的能力 | 40 | 10 | 50 |