環境都市工学設計製図Ⅱ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 環境都市工学設計製図Ⅱ
科目番号 0027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 ①実教出版:土木製図,②First Stageシリーズ 建築製図入門、実教出版,③はじめてのAutoCAD LT 2021 2020 作図と修正がわかる本,ソシム
担当教員 野々村 善民,大和 裕也

到達目標

1:CADシステムの基本概念と基本操作を習得していること。
2:木造住宅について、基礎的な構造を理解し、建築物の設計ができること。
3:自らが設計した建築物について、CADを用いて図面表現できること。
4:自らが設計した図面について発表できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標に示すような,自ら建築設計を行い、CADシステムを用いてプレゼンテーションが明解にできること.到達目標に示すような,建築設計が行え、CADシステムを用いてプレゼンテーションができること.RC造の建築設計、CADシステムの基本操作、製図、プレゼンテーションのいずれかが行えていないこと.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RD1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前期には,学外の設計コンペの実施要領などに沿って,RC造住宅などの設計に取り組む.
後期には,CADシステムの操作技術を習得し,RC造構造物の設計、図面の作成に取り組む.
授業の進め方・方法:
前期は、RC造住宅による小中規模の建築物の自由設計を行う.
後期には、CADソフトの操作を演習課題を通して習得する.
注意点:
成績評価で60%以上を合格とする.
設計コンペに応募するなど,学習意欲の高い取り組みに対しては,評価を高くする可能性がある.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,3DーCADの基本操作 ガイダンス,設計課題の説明
基本操作方法を学ぶ.
2週 エスキース1 SketchUpの練習1 階段(階高:2.8m,3.0m)を作成する.
3週 エスキース2 SketchUpの練習2 8畳の居室(基礎,壁,窓,開口部)を作成する.
4週 エスキース3 SketchUpの練習3 8畳の居室(屋根,天井,家具有)を作成する.
5週 エスキース4 SketchUpの練習4 LDK(冷蔵庫,食器棚,テーブル,イスなど)を作成する.
6週 エスキース5 SketchUpの練習5 トイレ,風呂および洗面所を作成する.
7週 中間確認 学外の設計コンペ資料の説明
住宅の設計方法(構造計画,設備計画,計画原論)を学ぶ.
8週 エスキース6 SketchUpの練習6 玄関,廊下,収納,駐車場,外構と屋根を作成する.
2ndQ
9週 コンセプトの作成 技術提案書(2つ以上)を作成する.
10週 エスキースの作成 1階平面図を作成する.構造計画,設備計画,計画原論を再確認する.
11週 図面作成(その1) 1階平面図,配置図および2階平面図を作成する.
12週 図面作成(その2) 立面図,断面図と外構図を作成する.
13週 図面作成(その3) 設計発表用のプレゼン資料を作成する.
14週 プレゼンテーション(その1) 3分間のプレゼン方法を学ぶ.
15週 プレゼンテーション(その2) 3分間のプレゼン方法を学ぶ.
16週
後期
3rdQ
1週 AUTOCADの操作の練習1 線と文字の種類、モデル空間とレイアウト空間を説明できる
2週 AUTOCADの操作の練習2 画層の管理、CADソフトウェアの機能について説明できる
3週 AUTOCADの操作の練習3 印刷の方法を説明できる
4週 平屋木造住宅等のトレース1 平屋木造住宅(配置図)等を作成する
5週 平屋木造住宅等のトレース2 平屋木造住宅(配置図)等を作成する
6週 平屋木造住宅等のトレース3 平屋木造住宅(配置図)等を作成する
7週 平屋木造住宅等のトレース4 平屋木造住宅(平面図)等を作成する
8週 平屋木造住宅等のトレース5 平屋木造住宅(平面図等)を作成する
4thQ
9週 平屋木造住宅等のトレース6 平屋木造住宅(平面図)等を作成する
10週 平屋木造住宅等のトレース7 平屋木造住宅(立面図)等を作成する
11週 平屋木造住宅等のトレース8 平屋木造住宅(立面図)等を作成する
12週 課題の説明、作成 木造住宅等の平面図を作成する
13週 課題の作成 木造住宅等の平面図を作成する
14週 課題の作成 木造住宅等の平面図を作成する
15週 課題提出
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類について、説明できる。5
測量体系(国家基準点等)を説明できる。5
巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。5
製図線と文字の種類を説明できる。4前8
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。4前8
CADソフトウェアの機能を説明できる。4
図形要素の作成と修正について、説明できる。4前9,前10,前14
画層の管理を説明できる。4前14
図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。4後15
与えられた条件を基に設計計算ができる。4
設計した物をCADソフトで描くことができる。4

評価割合

CADシステム(理解と操作)設計課題発表合計
総合評価割合306010100
基礎的知識0000
専門的能力306010100