環境都市計画論

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 環境都市計画論
科目番号 0028 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『都市計画(第3版)』川上 光彦(森北出版)
担当教員 大和 裕也

到達目標

1. 日本の都市計画の制度やプロセスを理解すること
2. 土地利用制度を理解すること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本の都市計画の制度やプロセスを理解し、事例を踏まえて説明できる日本の都市計画の制度やプロセスを理解しており、説明できる日本の都市計画の制度やプロセスを理解しておらず、説明できない
評価項目2土地利用制度を理解しており、事例を踏まえて説明できる土地利用制度を理解しており、説明できる土地利用制度を理解しておらず、説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生命や人間の特性や考え方に基づき,環境・都市に関する計画を立案・遂行する.そのために必要な都市の概念,環境・都市の考え方と計画論の歴史そして環境都市計画の理念,制度や方法論,諸外国の現状に基礎的な知識を修得する.
授業の進め方・方法:
座学により,建築基準法で必要とされる専門知識は図および写真などを用いて説明する.
地域分析レポートを課し,都市・地域の観察力を養い自主研究を促す.
注意点:
【学習・教育目標】
RB(◎) RD(○)
【関連科目】
環境都市工学設計製図Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅴ、建築計画Ⅰ・Ⅱ、建設法規、地域都市計画、建築史
【評価方法】
合計2回の試験(前期中間試験・期末試験)における点数(約8割)、課題の評点(約2割)に基づいて評価する。
【評価基準】
最終成績60%以上で合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 都市計画の概念 都市計画の概念を理解する
2週 都市計画の理念と役割 都市計画の理念と役割を理解する
3週 都市の計画と手順 都市の計画と手順を理解する
4週 都市計画法 都市計画法の概要を理解し、説明することができる
5週 日本の都市計画 日本の都市計画の歴史や理念、役割を理解し、説明することができる
6週 諸外国の都市計画 諸外国における都市計画の歴史や理念、役割を理解し、説明することができる
7週 中間試験
8週 都市計画のプロセス 総合計画と都市計画マスタープランについて理解し、説明することができる
2ndQ
9週 土地利用計画(1) 都市計画の区域区分と用途地域について理解し、説明することができる
10週 土地利用計画(2) 土地区画整理事業について理解し、説明することができる
11週 交通と交通施設の計画 様々な交通調査について理解し、説明することができる
12週 公園・緑地・オープンスペースの計画 公園・緑地・オープンスペースについて理解し、説明することができる
13週 都市基盤施設 都市施設について理解し、説明することができる
14週 都市防災計画 都市防災計画について理解し、説明することができる
15週 都市の景観 景観設計の方法やデザイン,重回帰分析を理解し、説明することができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画国土と地域の定義を説明できる。4前1
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。4前5,前6
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。4前4
土地利用計画と交通計画について、説明できる。4前8,前11
総合計画とマスタープランについて、説明できる。4前7
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。4前8
交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。4前11
交通需要予測(4段階推定)について、説明できる。4前11
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。4前12
風景、景観と景観要素について、説明できる。4前15
都市の防災構造化を説明できる。4前14
土地区画整理事業を説明できる。4前10
市街地開発・再開発事業を説明できる。4前10
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。4前11
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。4前2
二項分布、ポアソン分布、正規分布(和・差の分布)、ガンベル分布、同時確率密度関数を説明できる。4前15
重回帰分析を説明できる。4前15
線形計画法(図解法、シンプレックス法)を説明できる。4前11
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。4前15

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
総合的な分析力000