公共社会Ⅲ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 公共社会Ⅲ
科目番号 0036 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 レジュメ,判例,参考資料を適宜配布する。
担当教員 川畑 弥生,市嶋 聡之

到達目標

(1)日本国憲法の基本原理,各権利や自由とそれに関わる諸問題について理解し、説明することができる。
(2)契約法を中心とした内容について理解し,説明することができる。
(3)刑法に関する基本的な知識や裁判員制度を中心とした刑事司法制度について理解し,説明することができる。
(4)知的財産制度や個人情報保護法等の概要を理解し,説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1授業で学習した日本国憲法の基本原理や各権利,自由としそれに関わる諸問題について8割以上説明できる。授業で学習した日本国憲法の基本原理や各権利,自由としそれに関わる諸問題について7割程度説明できる。授業で学習した日本国憲法の基本原理や各権利,自由としそれに関わる諸問題について説明できない。
評価項目2授業で学習した契約法等の基本的な内容を8割以上説明できる。授業で学習した契約法等の基本的な内容を7割程度説明できる。授業で学習した契約法等の基本的な内容を説明できない。
評価項目3授業で学習した刑法や刑事司法制度に関する基本的な内容を8割以上説明できる。授業で学習した刑法や刑事司法制度に関する基本的な内容を7割程度説明できる。授業で学習した刑法や刑事司法制度に関する内容について説明できない。
評価項目4授業で学習した知的財産制度や個人情報保護法等についての内容を8割以上説明できる。授業で学習した知的財産制度や個人情報保護法等についての内容を7割程度説明できる。授業で学習した知的財産制度や個人情報保護法等について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
将来,エンジニアとして働くときに関わる様々な法や法律(憲法,民法,刑法,知的財産関連法,個人情報保護法など)に関する知識を習得し,物事に対して多角的・多面的な視点から考察を行う力,事実に基づいた主張を根拠として合意を形成する力を身につける。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行うが、適宜グループワーク等を行う。
注意点:
評価方法:期末試験(70%)+毎回の授業で課す提出物(minutespaperや小テスト等)(16%)+レポート(14%)とする。
※授業態度も成績評価の対象とする。
評価基準:100点満点で60点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業のガイダンス
身近な法
授業計画や評価を確認し,授業を受けるルールを理解する。
身近な法について理解し,法を体系的に理解する。
2週 政治参加と裁判員制度 政治参加の意義や合意形成の重要性を理解し,模擬裁判を通して裁判員制度について理解する。
3週 日本国憲法(1)国民主権,平和主義 日本国憲法の国民主権と平和主義について理解し,説明することができる。
4週 日本国憲法制(2)基本的人権 人権の享有主体と人権の制限について理解し,説明することができる。
5週 日本国憲法制(3)基本的人権 自由権について理解し,説明することができる。
6週 日本国憲法制(4) 基本的人権 社会権について理解し,説明することができる。
7週 民法(1) 契約法の基礎知識を理解し、説明することができる。
8週 民法(2) 契約法の基礎知識を理解し、説明することができる。
4thQ
9週 民法(3) 契約法の基礎知識を理解し、説明することができる。
10週 知的財産に関連する法と制度 著作権法をはじめとする知的財産制度について理解し,説明することができる。
11週 製造物責任法 製造物責任法の基礎知識を理解し,説明することができる。
12週 個人情報保護法 個人情報保護法の基礎知識を理解し,説明することができる。
13週 刑法(1) 刑法の目的,犯罪の成立について理解し,説明することができる。
14週 刑法(2) 構成要件,違法性阻却事由,責任阻却事由について理解し説明することができる。
15週 刑法(3) 構成要件,違法性阻却事由,責任阻却事由について理解し説明することができる。
16週 授業の振り返り 振り返り

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3

評価割合

試験提出物(小テスト,minutes paper)レポート合計
総合評価割合701614100
基礎的能力701614100
専門的能力0000
分野横断的能力0000