建築計画Ⅱ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 建築計画Ⅱ
科目番号 0050 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 改訂版「図説やさしい建築計画」学芸出版社 深水 浩著
担当教員 大和 裕也

到達目標

1.大規模建築物の空間構成の計画について,その種類や方法を理解できること。
2.大規模建築物を含む周辺環境において,確保すべき安全性や機能性に関する知識を習得すること。
3.大規模建築物の計画例をもとに,機能や形状をデザインできる手法を理解すること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1大規模建築物の専門用語を機能に関連付けて説明できる機能に応じて大規模建築物の専門用語を説明できる機能に応じて大規模建築物の専門用語を理解できない
評価項目2大規模建築物に確保すべき安全性や機能性を定量的に説明できる大規模建築物の安全性と機能性について説明できる大規模建築物に確保すべき安全性や機能性を理解できない
評価項目3建築物の主要な部位における寸法を定量的に説明できる建築物の主要な部位における寸法の概略を説明できる建築物の主要な部位における寸法の概略を説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築計画Ⅰで学んだ基礎的事項に基づいて,大規模建築物や公共建築物の建築設計に必要な建築物の空間を生成及び調整する計画技法を学び,法規の基礎知識を習得する.
この科目は学修単位科目Aのため,事前・事後学習としてレポートを実施します.
授業の進め方・方法:
座学により,学校教育施設,社会教育施設,医療施設と商業施設などの設計に必要な基礎知識を習得する。
各授業で習得した専門知識の理解度を確認するために,課題を課す。
注意点:
【学習・教育目標】
本科(準学士課程):RB2◎,RD
専攻科      :JD,JD
【関連科目】
環境都市工学設計製図Ⅰ(本科2年),環境都市工学設計製図Ⅱ(本科3年),環境都市工学設計製図Ⅲ(本科4年),環境都市工学設計製図Ⅴ(本科5年),建築計画Ⅰ(本科2年),建築史(本科5年),建築意匠(本科5年)
【評価方法】
試験100%
【評価基準】
学年成績60点以上

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
建築計画Ⅰの復習
独立住宅の計画に関する専門知識を理解する
課題:住宅に関する専門用語
2週 建築計画Ⅰの復習 集合住宅の計画に関する専門知識を理解する
課題:住宅に関する専門用語
3週 小学校の計画 学校の運営方式と全体計画を理解する
課題:学校の各室計画,体育館と実例の習得
4週 図書館の計画 図書館の構成、必要諸室を理解する
課題:閲覧室の所要面積、図書の収蔵能力に関する知識の習得
5週 美術館の計画 美術館の全体,展示部門と収蔵部門の計画を理解する
課題:コミュニティ施設の計画に関する専門用語
6週 医療施設の計画 医療施設の種類と全体計画を理解する
課題:各部門の計画に関する専門用語
7週 事務所の計画 立地条件,事務所の種類と事務所建築の構成を理解する
課題:事務所建築の各部計画とエレベータに関する専門用語
8週 中間試験 ホテルの必要諸室とゾーニングを理解する
課題:ホテルの種類とその特徴、適正面積に関する知識の習得
4thQ
9週 ホテルの計画 ホテルの必要諸室とゾーニングを理解する
課題:ホテルの種類とその特徴、適正面積に関する知識の習得商業建築の計画に関する専門知識を理解する
10週 商業建築の計画 商業施設の面積配分や寸法計画を理解する
課題:飲食店の客席やカウンター、厨房面積に関する専門用語
11週 各種建築物の計画 各種建築物の寸法計画などの専門知識を理解する
課題:駐車・駐輪施設、スポーツ関連施設に関する寸法計画、専門用語
12週 高齢者施設1 高齢者施設の種類と計画を理解する
課題:バリアフリー,ユニバーサルデザインに関する専門用語
13週 高齢者施設2 高齢者施設の種類と計画を理解する
課題:階段、トイレ、浴室、駐車スペースなどのバリアフリー計画
14週 積算 数量の算出方法や、開口部の欠除、溶接工事における脚長の長さの算出方法を理解する
15週 建築事例 国内外の建築について理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合1000100
基礎的能力50050
専門的能力50050