地域都市計画

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 地域都市計画
科目番号 0079 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:自作教材  参考書:都市計画 変化に対応するプランニング,学芸出版社
担当教員 大和 裕也

到達目標

(1)地域計画の階層,根幹や区域区分,地域地区について具体的に説明できること.
(2)地域の課題解決を論理的に説明できること.
(3)地区計画の設計手法について説明できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
地域計画と都市計画との関連性,国土の現況と課題に関する事項地域計画の位置付け,土地利用の骨子,さらに,国土づくりのための計画の在り方を説明できる.地域計画の階層,根幹や区域区分,地域地区について具体的に説明できる.新たな国土づくりの理念や施策を理解していない.
地域の課題解決に関する事項よく地域の課題解決までを論理的に考察できる地域の課題解決までを論理的に考察できる地域の課題解決までを論理的に考察できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
都市の構成要素,なぜ土地利用や施設配置の計画が必要なのか具体的に説明できること.
地域の課題解決を論理的に説明できること.
地区計画では,都市計画区域内の一定地区を対象にし,地区施設と建築物を一体的に整備するものとして位置付けられている.本講義では,地区計画の設計手法を学習するため,地区計画制度の概要を理解し対象地域で地区計画の設計を行う.
授業の進め方・方法:
講義は,自作教材を用いた解説を主体とする.
地域の課題解決に関する課題を実施し,まちづくりに関する理解を深める.
注意点:
【学習・教育目標】
本科(準学士課程):RB2(◎) ,RC2( )
環境生産システム工学プログラム:JB3(◎),JC1( )
【関連科目】
環境都市計画論(本科3学年),交通工学(本科4学年),環境都市システム工学(専攻科・環境システム工学専攻2学年)
【評価方法】
成績は,試験の成績(30点),課題の成績(70点)をもって評価する.
【評価基準】
成績60点以上.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
都市計画の基本知識の復習
シラバスの内容を理解する.
2週 土地利用と施設配置 都市の構成要素,なぜ土地利用や施設配置の計画が必要なのかなどについて理解する
3週 都市交通 都市交通計画の施策ツールと目標,高度成長期からの主要な目標と供給側の交通施策などについて理解する
4週 住環境 住宅政策と人々の住まい,住宅建設五箇年計画,買い物の利便性などについて理解する
5週 都市デザイン 都市デザインとは何か,都市デザイン思潮の歴史的展開,アーバンデザインの誕生と都市デザイン論の展開などについて理解する
6週 都市緑地 都市・自然・ランドスケープ,市街地の拡大と緑地保全などについて理解する
7週 都市防災 都市防災を計画する基本的アプローチ,都市災害を軽減する取り組みなどについて理解する
8週 広域計画 広域的都市機能の計画,広域計画の役割・機能などについて理解する
2ndQ
9週 計画策定技法 調査プログラムの企画と実施,土地利用・交通計画などについて理解する
10週 中間試験
11週 地区計画の設計① 地区計画の目標の設定、土地利用の方針の設定
12週 地区計画の設計② 建築物等の整備方針の設定
13週 地区計画の設計③ 建築物の用途の制限,敷地面積の最低限度の設計
14週 地区計画の設計④ 建築物の形態又は色彩その他の意匠の制限の設計
15週 地区計画の設計⑤
課題提出
提出課題のまとめを行う
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題試験合計
総合評価割合7030100
基礎的能力351550
専門的能力351550