環境都市工学設計製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 環境都市工学設計製図Ⅰ
科目番号 0105 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 ①First Stageシリーズ 建築製図入門、実教出版  ②日本建築学会:コンパクト設計資料集成、丸善
担当教員 野々村 善民,江本 晃美

到達目標

1:木造住宅の基本概念を理解し,敷地に対して,動線や採光、通風を考慮した建物配置を行い、建物全体の計画ができること.
2:エスキス,各図面(平面図,立面図,断面図,透視図など)の作成に取り組むこと.
3:計画的に作業を進め,締切までに完成できること.
4:各自のコンセプトが図面にどれだけ的確に反映できたかを発表し,質疑に対して応答できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標に示すような,製図が描け,明解なプレゼンができること.到達目標に示すような,基本的な製図が描け,プレゼンができること到達目標に示すような,基本的な製図が描けず,プレゼンができないこと
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
総時間数は45時間。前期は、木造住宅図面のトレースを行う。後期は、講義形式で戸建ての木造住宅設計に必要な知識を修得する.
授業の進め方・方法:
エスキス(提案検討)を通して,コンセプト(設計概念)をまとめる.設計課題は,製図に取り組み、最後にプレゼンテーションを行う。
注意点:
成績評価で60%以上を合格とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の進め方,シラバスの説明,資料の配付、描き方の説明
トレースによる製図の描き方を理解する.
2週 製図のトレース(その1) トレースによる配置図,平面図(製図例2-1,左半分)の描き方を理解する.
3週 製図のトレース(その2) トレースによる配置図,平面図(製図例2-1,左半分)の描き方を理解する.
4週 製図のトレース(その3) トレースによる平面詳細図(製図例2-2)の描き方を理解する.
5週 製図のトレース(その4) トレースによる平面詳細図(製図例2-2)の描き方を理解する.
6週 製図のトレース(その5) トレースによる平面詳細図(製図例2-2)の描き方を理解する.
7週 製図のトレース(その6) トレースによる平面詳細図(製図例2-2)の描き方を理解する.
8週 中間確認 提出課題①を提出する.課題の内容は配置図,平面図,平面詳細図である.
2ndQ
9週 製図のトレース(その7) トレースによる立面図(製図例2-3)の描き方を理解する.
10週 製図のトレース(その8) トレースによる立面図(製図例2-3)の描き方を理解する.
11週 製図のトレース(その9) トレースによる断面図(製図例2-3)の描き方を理解する.
12週 製図のトレース(その10) トレースによる断面図(製図例2-3)の描き方を理解する.
13週 透視図 の作図(その1) 仕上げ・二点透視図(演習課題5,p.52-56)の描き方を理解する.
14週 透視図 の作図(その2) 仕上げ・二点透視図(演習課題5,p.52-56)の描き方を理解する.
15週 透視図 の作図(その3) 仕上げ・二点透視図(演習課題5,p.52-56)の描き方を理解する.
16週 まとめ 提出課題②を提出する.課題の内容は立面図,断面図,二点透視図である.
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・講義 授業概要及び課題説明の後,住宅の基本的な機能、配置計画等を理解する.
2週 講義 関連法規の紹介、木造住宅・2世帯住宅の特性、積算概要、透視図の描き方を理解する.
3週 エスキス1 チェック,コンセプトの検討方法を理解する.
4週 エスキス2 チェック,必要居室の配置、動線計画、ボリュームの検討方法を理解する.
5週 エスキス3 チェック,ボリューム、平面、立面、断面の検討方法を理解する.住宅の構造計画と設備計画を再確認する.
6週 エスキス4 チェック,ボリューム、平面、立面、断面の検討方法を理解する.計画原論を再確認する.
7週 エスキス5 チェック,ボリューム、平面、立面、断面の検討方法を理解する.
8週 中間確認 チェック,プランの最終決定を行う.図面のプレゼンテーションを作成する.
4thQ
9週 図面作成(その1) 平面図,立面図,断面図①を作図し,透視図などを作成する.
10週 図面作成(その2) 平面図,立面図,断面図②を作図し,透視図などを作成する.
11週 図面作成(その3) 平面図,立面図,断面図③を作図し,透視図などを作成する.
12週 図面作成(その4) 透視図を作成し,プレゼン資料を製作する.
13週 図面作成(その5) 透視図を作成し,建築概要表(材料、構造等)およびコンセプト等を図面に記入する.
14週 コンペティション(その1) プレゼンテーション及び講評
プレゼン能力を養う.
15週 コンペティション(その2) プレゼンテーション及び講評
プレゼン能力を養う.
16週 まとめ 図面を修正し,課題を提出する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料混和材料(混和材、混和剤等)を説明でき、設計・施工時の状況によって添加剤を選択できる。1
製図製図用具の種類を理解している。5
線と文字の種類を説明できる。5
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。5
CADハードウエアの種類を理解している。5
CADソフトウェアの機能を説明できる。5
図形要素の作成と修正について、説明できる。5
画層の管理を説明できる。5
図面の出力(印刷)ができる。5
図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。5

評価割合

模写課題設計課題プレゼンテーション合計
総合評価割合504010100
基礎的能力0000
専門的能力504010100
分野横断的能力0000