到達目標
・二級建築士の学科試験(建築計画)で出題される計算問題に関する計算方法および専門知識を修得すること.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 到達目標に示すような,やや複雑な問題が解けること. | 到達目標に示すような,基本的な問題が解けること. | 到達目標に示すような,基本的な問題が解けないこと. |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
建築士の学科試験で必要となる建築環境工学の計算問題を中心に学ぶ.
授業の進め方・方法:
座学と演習問題を行う.
注意点:
授業外学修のための課題を課す.
提出期限を守ること.
成績評価で60%以上を合格とする.ただし、学習意欲がありながら60%に満たない学生に対しては再試験を実施する.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
シラバスの説明,建築士の学科試験の傾向と対策を理解する.
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2週 |
統計処理 |
平均値と標準偏差,気象データの統計手法を理解する.
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3週 |
湿度の計算 |
結露発生の仕組み,水蒸気分圧,絶対湿度,相対湿度,露点温度の計算方法を理解する.
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4週 |
音の性質 |
デシベルの合成の計算方法を理解する.
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5週 |
騒音測定技術 |
音源からの距離減衰,等価騒音レベルの計算方法を理解する.
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6週 |
日照と日射 |
太陽高度と方位角,均時差,日影曲線の計算方法を理解する.
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7週 |
人工照明と測光量 |
照度,輝度,光度,光束発散度,余弦の法則,照明計算の計算方法を理解する.
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8週 |
中間確認 |
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2ndQ |
9週 |
換気(その1) |
サイデルの式,居室の必要換気量の計算方法を理解する.
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10週 |
換気(その2) |
すきまの合成,温度差換気,風力換気の計算方法を理解する.
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11週 |
熱の伝わりやすさ |
定常熱解析,オームの法則,熱貫流率の計算方法を理解する.
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12週 |
伝熱と結露(その1) |
熱伝達率,熱伝導率,相当外気温の計算方法を理解する.
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13週 |
伝熱と結露(その2) |
複層壁における温度分布と湿度分布の計算方法を理解する.
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14週 |
伝熱と結露(その3) |
複層壁の結露判定までの計算方法を理解する.
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験返却 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 水理 | ベルヌーイの定理を理解している。 | 5 | |
ベルヌーイの定理の応用(ベンチュリーメータなど) の計算ができる。 | 5 | |
ベルヌーイの定理の応用(自然現象、河川工学など) について説明できる。 | 5 | |
環境 | 環境問題の歴史を理解している。 | 5 | |
地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨を理解している。 | 5 | |
地球資源問題を理解している。 | 5 | |
環境と人の健康との関わりを説明できる。 | 5 | |
過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。 | 5 | |
音の基礎(音波、音圧、波長など)を説明できる。 | 5 | |
音の尺度と騒音の評価を説明できる。 | 5 | |
騒音の発生源と現状について、説明できる。 | 5 | |
騒音による人体への影響を理解している。 | 5 | |
騒音の伝搬と予測を説明でき、計算できる。 | 5 | |
騒音の測定方法と計算方法を理解し、測定値から騒音評価ができる。 | 5 | |
施策、法規などによる騒音の防止対策を理解している。 | 5 | |
ヒートアイランドを理解している。 | 5 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |