環境都市工学実験実習Ⅲ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 環境都市工学実験実習Ⅲ
科目番号 0110 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材
担当教員 辻子 裕二,奥村 充司,辻野 和彦,田安 正茂,樋口 直也

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1到達目標に示すような,やや複雑な問題が解けること.到達目標に示すような,基本的な問題が解けること.到達目標に示すような,基本的な問題が解けないこと.
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本実験実習Ⅳでは,2~4学年で学習した専門基礎科目の理解を更に深め,併せて種々の測定技術や安全な取り扱い方法を身につけさせる.また,実験結果の整理を通して,データの解析法やグラフ化なども習得させる.
授業の進め方・方法:
各班毎に衛生工学,水理学,地盤工学,橋工学に関する基礎的な物性値を測定する.また,種々の工学的な現象を観察,測定し,それらをデータ解析あるいは数値解析により理論値の比較等を行って考察を行う.
各実験項目を実施する順序は,ガイダンスで班毎に指定する.なお,シラバスの説明時には実験全体の安全教育を行うが,各実験の最初にも,必要に応じて実験上の安全に関する基礎的な知識や技術を解説する.
注意点:
成績評価で60%以上を合格とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 前期実験の概要・シラバス説明、安全教育
2週 衛生工学実験① 説明、安全教育
授業項目(2週目)
衛生工学実験①
授業内容(2週目)
3週 衛生工学実験② 濁度・浮遊物質(SS)・硬度・pH値の測定
4週 衛生工学実験③ DO、BOD、CODの測定(滴定法) 
5週 衛生工学実験④ アンモニア性、亜硝酸性窒素の測定(比色法)
6週 水理実験① プロペラ流速計による開水路の流速分布の測定
7週 水理実験② ピトー管による管水路の流速分布の測定
8週 中間確認
2ndQ
9週 水理実験③ オリフィスからの流出
10週 水理実験④ 常流と射流の観察およびエネルギー勾配線の測定/粘性の測定
11週 地盤工学実験① 土粒子の密度試験
12週 地盤工学実験② 土の粒度試験
13週 地盤工学実験③ 土の締固め試験
14週 地盤工学実験④ 透水試験
15週 まとめ
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 後期実験の概要・シラバス説明、安全教育
2週 構造工学実験① トラスの構造計算
3週 構造工学実験② トラスの部材応力の測定
4週 構造工学実験③ 鉄筋コンクリート供試体(はり)の製作
5週 構造工学実験④ 鉄筋コンクリート供試体(はり)の載荷実験
6週 水理実験①
直角三角ぜきの検定
7週 水理実験② 不等流の水面形の測定と数値計算
8週 中間確認
4thQ
9週 水理実験③ ベンチュリ計による管水路の流量測定
10週 水理実験④ 層流と乱流の観察およびレイノルズ数の測定
11週 地盤工学実験① 土のコンシステンシー実験(液性限界試験)
12週 地盤工学実験② 土のコンシステンシー実験(塑性限界試験)
13週 地盤工学実験③ 一軸圧縮試験
14週 地盤工学実験④ 一面せん断試験
15週 まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力建設系分野【実験・実習能力】建設系【実験実習】コンクリートの空気量試験について理解し、器具を使って実験できる。5
コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。5
各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。5
土粒子の密度試験について理解し、器具を使って実験できる。5
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。5
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。5
透水試験について理解し、器具を使って実験できる。5
突固めによる土の締固め試験について理解し、器具を使って実験できる。5
一面せん断試験について理解し、器具を使って実験できる。5
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。5
層流・乱流を観測してレイノルズ数を算出できる。5
各種の流量測定の方法を理解し、器具を使って実験できる。5
常流・射流・跳水に関する実験について理解し、実験ができる。5
DO、BODに関する実験について理解し、実験ができる。5
pHに関する実験について理解し、実験ができる。5
いくつかの分野の実験・演習・調査などについて理解し、その実験や実践ができる。5
実験・実践の結果を解析等によって考察することができる。5

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000