建設法規

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 建設法規
科目番号 0124 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『いちばんやさしい建築基準法』基準法を考える設計者の会(新星出版社)、 『基本建築関係法令集』建築資料研究社
担当教員 江本 晃美

到達目標

1:建築の関連法規に即し,建築の全体的な構想が立てられること.
2:ある敷地に対し,法的に必要な構造や設備などを備えた建築の計画を立案できること.
3:建築に関連して必要な法規などの情報を基礎知識として理解し,体現できること.
4:建築の各段階で,必要な法規などを参照して適用できるようになること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
建築基準法建築基準法と関連法規について理解し、建築設計が行え、2級建築士試験程度の問題が解ける建築基準法と関連法規に基づき、設計が行える建築基準法と関連法規の適用を理解できる建築基準法と関連法規が理解できない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築基準法を基準とした、関係法令の引用方法と内容を理解し、基礎知識を身につける。本授業は、将来の資格取得目標である2級建築士試験の、法規科目合格程度の専門知識の習得を目標とし、建築関連業務に関わりある科目である。
授業の進め方・方法:
教科書と参考書を用いた座学の講義が基本である。教科書、授業スライドを基に、法令集を読み解き、実際の例を適宜示しながら現状を解説し、適用について理解を進める。また、各回冒頭に前回内容に即した小クイズを用いて演習を行う。適宜、2級建築士試験法規過去問題を参考にプリントを配布する。
注意点:
【学習・教育目標】
本科(準学士課程):RB◎
専攻科      :JB
【関連科目】
環境都市工学設計製図Ⅰ(2年)、建築計画Ⅰ(2年)、環境都市工学設計製図Ⅱ(3年)、環境都市計画論(3年)、環境都市工学設計製図Ⅲ(4年)、建築計画Ⅱ(4年)、環境都市工学設計製図Ⅴ(5年)、地域都市計画(5年)
【評価方法】
合計2回の試験(前期中間試験・期末試験)における点数(約8割)、課題の評点(約2割)に基づいて評価する。
【評価基準】
最終成績60%以上で合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス説明、建築基準法の概要、用語
用語理解
基準法の概要と用語を理解する
2週 敷地、床面積、高さ、階数
法令集復習
規模について理解する
3週 道路、用途制限
法令集復習
道路と用途の制限を理解する
4週 防火地域、建蔽率、容積率、高さ制限①(課題プリント)
法令集復習
防火地域の制限について理解する
5週 高さ制限②、2以上敷地、自動車車庫
法令集復習
用途制限について理解する
6週 まちづくり、建築協定
法令集復習
地区単位の制限を理解する
7週 中間試験 中間試験
8週 防火地域建築制限、防火材料設備
法令集復習
防火地域の制限と材料について理解する
2ndQ
9週 防火措置、内装制限
法令集復習
内装制限について理解する
10週 避難設備、消防設備
法令集復習
安全のための設備について理解する
11週 構造計算、各種構造①、各種構造②
法令集復習
構造計算について理解する
12週 居室
法令集復習
居室の規定について理解する
13週 建築確認申請
法令集復習
建築の手続きについて理解する
14週 建築事務所、建設業者、その他
法令集復習
建築手続き者について理解する
15週 学習のまとめ
法令集復習
総じて2級建築士試験問題が解けるようになる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力20020
専門的能力50050
設計応用力102030