政治経済

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 政治経済
科目番号 0129 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『高校政治・経済』(実教出版)/『2018 新政治・経済資料 三訂版』(実教出版)
担当教員 佐藤 勇一

到達目標

(1)政治・経済の基本的知識を有し、また環境問題について理解し、説明することができる。
(2)国際的な政治や経済の動向およびその背景について理解し、説明することができる。
(3)個人の尊厳、平等、基本的人権、民主主義など社会で主体的に参画していくための諸制度を理解し、説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1政治・経済の知識を有し、また環境問題について基礎知識をもとに8割以上説明できる。政治・経済の知識を有し、また環境問題について基礎知識をもとに7割以上説明できる。政治・経済の知識を十分に有しておらず、また環境問題について説明できない。
評価項目2国際的な政治や経済の動向およびその背景について基礎知識をもとに8割以上説明できる。国際的な政治や経済の動向およびその背景について基礎知識をもとに7割以上説明できる。国際的な政治や経済の動向およびその背景について説明できない。
評価項目3個人の尊厳、平等、基本的人権、民主主義など社会で主体的に参画していくための諸制度について基礎知識をもとに8割以上説明できる。個人の尊厳、平等、基本的人権、民主主義など社会で主体的に参画していくための諸制度について基礎知識をもとに7割以上説明できる。個人の尊厳、平等、基本的人権、民主主義など社会で主体的に参画していくための諸制度について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代社会における最も重要な活動の一つである政治とすべての人間活動の土台となる経済に関する基礎的な知識の修得を第一の目標とする。さらに、社会の急激な変動の中にあっても、その本質を把握しうるための洞察力・判断力の養成も目指す。
授業の進め方・方法:
概ね前期を政治編、後期を経済編とし、教科書の項目立てに沿って授業を行う。教科書と資料集を中心的な教材とするが、具体的な事例や発展的内容に関してはプリントなどで適宜補足する。必要に応じてPowerpointや映像を用いた学習や、課題自習プリントを用いた主体的な学習を行う場合もある。サイレントダイアローグやp4c、その他のアクティヴィティも必要に応じて行う。
注意点:
評価方法:期末試験(30%)、自習プリント、感想文、p4cワークシート、各種アクティヴィティワークシートなどの提出物や平常の様子などの平常点(65%)、ノート(5%)。評価した上で必要な場合は追加のテストやレポートなどの課題を課す。
評価基準:100点満点で60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 民主政治の基本原理(1) 政治と法について理解し、説明することができる。
2週 民主政治の基本原理(2) 民主政治の原理と発展について理解し、説明することができる。
3週 民主政治の基本原理(3) 世界の政治体制について理解し、説明することができる。
4週 日本国憲法の基本的性格(1)

日本国憲法の基本的性格(2)
日本国憲法の成立について理解し、説明することができる。
平和主義について理解し、説明することができる。
5週 日本国憲法の基本的性格(3) 基本的人権の保障について理解し、説明することができる。
(移民について)
6週 日本国憲法の基本的性格(3) 基本的人権の保障について理解し、説明することができる。
(死刑制度について)
7週 日本の政治機構(1)
日本の政治機構(2)
日本の政治機構について理解し、説明することができる。(海外との比較)
8週 日本の政治機構(2) 立法、行政、司法、地方自治について理解し、説明することができる。(裁判員制度について)
2ndQ
9週 日本の政治機構(2)
現代日本の政治(1)
(地方自治について)
戦後政治の歩みについてし、説明することが理解できる。
10週 現代日本の政治(2) 選挙制度と政党、政治参加と世論について理解し、説明することができる。(選挙について)
11週 現代の国際政治(1) 国際政治の特質と国際法、国際連合と国際協力について理解し、説明することができる。
12週 現代の国際政治(2) 現代国際政治の動向、核兵器と軍縮について理解し、説明することができる。
13週 現代の国際政治(2) 現代国際政治の動向、核兵器と軍縮について理解し、説明することができる。(東西冷戦について)
14週 現代の国際政治(3) 人種・民族問題、国際政治と日本について理解し、説明することができる。(多様性を許容する社会について)
15週 試験返却、哲学対話(p4c)  前期の学習内容について理解できる。講義の内容に関し、対話を通じて探究する。
16週
後期
3rdQ
1週 経済社会の変容(1) 資本主義経済の発展について理解し、説明することができる。
2週 経済社会の変容(2) グローバル化と現代資本主義経済について理解し、説明することができる。
3週 現代経済のしくみ(1) 市場機構、現代の企業について理解し、説明することができる。
4週 現代経済のしくみ(2) 国民所得と経済成長、金融のしくみについて理解し、説明することができる。
5週 現代経済のしくみ(3) 財政のしくみについて理解し、説明することができる。
6週 現代経済と福祉の向上(1) 日本経済の歩み、日本の中小企業と農業について理解し、説明することができる。(農業の多面的機能についてSDGs)
7週 現代経済と福祉の向上(2) 国民の暮らし、環境保全と公害の防止について理解し、説明することができる。(海外との比較、SDGsについて)
8週 現代経済と福祉の向上(3) 労使関係と労働条件の改善について理解し、説明することができる。(SDGsについて)
4thQ
9週 現代経済と福祉の向上(4) 社会保障の役割について理解し、説明することができる。
10週 世界経済と日本(1) 商品・資本の流れと国際収支について理解し、説明することができる。
11週 世界経済と日本(2) 国際経済体制の変化について理解し、説明することができる。
12週 世界経済と日本(3) 金融のグローバル化と世界金融危機について理解し、説明することができる。
13週 世界経済と日本(4) 地域経済統合と新興国の台頭、経済協力と人間開発の課題について理解し、説明することができる。
14週 世界経済と日本(4) 経済協力と人間開発の課題について理解し、説明することができる。
15週 試験返却 学習のまとめ p4c 1年間の学習内容について理解し、説明することができる。講義の内容に関し、対話を通じて探究する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前13
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3前10,前11,前12,前13
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前11,前12,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

試験平常点:提出物(自習プリント、感想文、p4cワークシートなど)や平常の様子ノートその他合計
総合評価割合30655000100
基礎的能力30655000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000