到達目標
(1) 空間情報工学における基礎的なデータ構造や処理の概念について説明することができること.
(2) 空間情報工学が利用されている事例を複数挙げ,説明することができること.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 複数のデータから適切な方法でデータを処理し主題図を作成できること. | 与えられたデータを用いて処理し,主題図を作成できること. | データを与えてもデータを処理することができないこと. |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 RB2
説明
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JABEE JB3
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教育方法等
概要:
本科目では,リモートセンシング,地理情報システムなどの空間情報処理技術の歴史,現状,今後の展開および可能性を理解した上で,地球的観点から種々の環境問題を空間情報工学によって把握・解決する能力を修得する.
授業の進め方・方法:
各項目に関する講義を行い,併せて演習も行う.演習では衛星画像等のラスターデータを用いた画像処理,基盤地図情報等のベクターデータを用いた空間分析などを行う.
注意点:
教科書および電卓を持参すること.
【学習・教育目標】
本科(準学士課程):RB2(◎)
環境生産システム工学プログラム:JB3(◎)
【関連科目】
測量学(本科2年),応用測量学(本科3年),画像情報処理(専攻科共通2年),ものづくり情報工学(専攻科2年)
【評価方法】
期末試験(80%),授業外学修による課題レポート等(20%)によって評価する.合格点に満たない場合は課題の追加提出および再試験を実施する.
【評価基準】
学年成績60点以上.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
シラバスの説明・リモートセンシング概論
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2週 |
画像処理の基礎 |
画像合成・分解,画像のフォーマットについて理解する
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3週 |
前処理 |
幾何学的補正(アフィン変換等)について理解する
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4週 |
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ラジオメトリック補正(ヒストグラムマッチング)について理解する
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5週 |
画像処理 |
フィルタリング(エッジ抽出等),比演算(正規化植生指標)について理解する
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6週 |
画像分類 |
教師付分類・教師無分類について理解する
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7週 |
リモートセンシングの応用分野 |
SARの画像解析,リモートセンシングに関する研究事例の紹介
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8週 |
中間学力確認週間 |
リモートセンシングに関する試験
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4thQ |
9週 |
地理情報システム(GIS)概論 |
試験の返却・解説/GIS概論
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10週 |
UAV |
UAVによる空撮画像の活用方法について理解する
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11週 |
GISで扱うデータ |
地理空間データ(図形データと属性データ),座標系,ベクトルデータの幾何学と位相構造について理解する
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12週 |
ベクトルデータの空間分析 |
検索,再分類,図形の修正,オーバーレイについて理解する
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13週 |
GISソフトウェアを用いた演習 |
GISを用いた演習(1) 引越プロジェクト(便利で快適なアパート選び)
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14週 |
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GISを用いた演習(2) 引越プロジェクト(便利で快適なアパート選び)
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15週 |
まとめ |
空間情報工学の総括
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |