到達目標
二級建築士(建築計画)および一級建築士(環境・設備)で出題される専門知識を修得すること.
修得する専門知識は,日照と日射,採光と照明,色彩,室内環境,換気設備,音響と振動,伝熱結露に関するものである.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
専門的能力 | 到達目標に示すような,やや複雑な問題が解けること. | 到達目標に示すような,基本的な問題が解けること. | 到達目標に示すような,基本的な問題が解けないこと. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 RB2
説明
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JABEE JB3
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教育方法等
概要:
建築環境の要素のうち,「建築環境Ⅱ」では,日照と日射,採光と照明,色彩,室内環境,換気設備,音響と振動,伝熱結露に関する基礎知識を講義形式で修得します.
授業の進め方・方法:
建築環境に配慮した建築計画を行うための基礎知識を講義形式で学び,建築環境に関わる専門知識に関する応用・展開力を深めます.
注意点:
【学習・教育目標】
学習教育目標 RB(◎) RD(○)
【関連科目】
環境衛生工学(本科3年),環境保全工学(本科5年),建築環境Ⅰ (本科4年),建築設備Ⅰ (本科5年),建築設備Ⅱ (本科5年)
【評価方法】
試験 90%,提出課題 10%
学習意欲がありながら60%に満たない学生に対しては再試験を実施する.
【評価基準】
成績評価で60%以上を合格とする.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
講義説明 日射 |
シラバスの内容を理解する. 太陽の位置,日影曲線を理解する.
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2週 |
日照 |
太陽光線,日射量,日射・日照調整などを理解する.
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3週 |
採光 |
視覚と光,光の単位,昼光率などを理解する.
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4週 |
照明 |
照明の種類,照明の省エネルギー対策,焦土基準などを理解する.
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5週 |
色彩 |
色彩理論,色の3属性,マンセル表色系,色彩計画などを理解する.
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6週 |
室内・外部環境 |
室内環境,室内空気の汚染,外部環境,地球環境などを修得する.
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
換気① |
換気の目的,必要換気量,換気回数を理解する.
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2ndQ |
9週 |
換気② |
自然換気量などの必要換気量を求めるサイデルの式を理解する.
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10週 |
音響① |
音の性質,レベルの合成,騒音などを理解する.
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11週 |
音響② |
遮音,吸音,騒音防止対策,音響計画などを理解する.
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12週 |
熱① |
3つの伝熱,壁体の伝熱を理解する.
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13週 |
熱② |
定常熱解析の計算方法を理解する.
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14週 |
結露 |
湿度と露点温度の算出方法を理解する. 結露の判定方法を理解する.
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
まとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 水理 | 静水圧の表現、強さ、作用する方向について、説明できる。 | 5 | |
環境 | 環境と人の健康との関わりを説明できる。 | 5 | |
過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。 | 5 | |
大気汚染の現状と発生源について、説明できる。 | 5 | |
騒音の発生源と現状について、説明できる。 | 5 | |
リスクアセスメントを説明できる。 | 5 | |
ライフサイクルアセスメントを説明できる。 | 5 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 90 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |