経済学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 経済学
科目番号 0145 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜プリントを配布する。
担当教員 手嶋 泰伸

到達目標

現代経済の特徴と問題点を歴史的かる理論的に理解し、論述することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1予習をもとにして授業中に発言することができる適切に予習を行なうことできる予習を行なっていない
評価項目2経済理論とその効用を優れてまとめることができる経済理論とその効用を適切にまとめることができる経済理論とその効用をまとめることができない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA1 説明 閉じる
JABEE JA1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代経済の特徴と問題点を歴史的かつ理論的に理解するための基礎的な視座を獲得するとともに、考察力を養う。
授業の進め方・方法:
 「人と社会をよりよく知るための経済学」をテーマとして、今年度は「貨幣」、「資本主義」、「行動経済学」、「時事問題」を扱う。
 教員が授業終了時に出す課題に基づき、受講者は予習レポートを作成する。教員は各受講者が作成・報告するレポートの内容をもとに、現代経済の歴史的・理論的な説明を行う。その説明をもとに、受講者は復習レポートを作成する。
注意点:
定期試験は行なわず、毎時間提出する課題で評価をする。全ての課題を提出しなければ合格とはならない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 経済学とは 経済学の意義について理解する。
2週 貨幣について① 貨幣の本質と効果 貨幣の流動性について説明できる。
3週 貨幣について② 貨幣価値の安定と中央銀行 中央銀行の機能としての貨幣価値の安定について説明できる。
4週 貨幣について③ 貨幣の現在とこれから 貨幣の本質論に基づいて仮想通貨等について展望を述べられる。
5週 資本主義について① 資本主義の発達と発見 資本主義研究史を概括できる。
6週 資本主義について② 豊かさの尺度-生産・消費・幸福感 各経済尺度の特徴と問題点を説明できる。
7週 資本主義について③ 資本主義の現在とこれから 世界的経済格差について論述できる。
8週 中間まとめ
2ndQ
9週 行動経済学① 「合理的人間」像の虚構 ヒューリティクスについて説明できる。
10週 行動経済学② 経済学における確率 ケインズ・ナイト・ハイエクの学説について説明できる。
11週 行動経済学③ ゲーム理論 ゲーム理論の特徴について説明できる。
12週 現代社会の経済学的論点① 日本の企業問題 企業と不正の問題について説明できる。
13週 現代社会の経済学的論点② 日本の労働問題 「公正な労働市場」とは何かという問題について説明できる。
14週 現代社会の経済学的論点③ 日本経済の歴史的位置 現在の日本経済の論点について述べることができる。
15週 総括
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前12,前13,前14
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題・レポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000