建設法規

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建設法規
科目番号 0160 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『図説 やさしい建築法規』学芸出版社 今村仁美・田中美都著
担当教員 大和 裕也,竹下 孝則

到達目標

1:建築の関連法規に即し,建築の全体的な構想が立てられること.
2:ある敷地に対し,法的に必要な構造や設備などを備えた建築物の計画を立案できること.
3:建築に関連して必要な法規などの情報を基礎知識として理解できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築基準法について理解し、二級建築士試験程度の問題が解ける建築基準法で必要とされる専門用語を理解できる建築基準法で必要とされる専門用語を理解できない
評価項目2関連法規について理解し、二級建築士試験程度の問題が解ける関連法規で必要とされる専門用語を理解できる関連法規で必要とされる専門用語を理解できない
評価項目3様々な建築条件に対して,定量的な建築物の形状が説明できる様々な建築条件に対して,建築物の形状の概要が説明できる様々な建築条件に対して,建築物の形状の概要が説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
一級建築士および二級建築士の学科試験で必要となる建築基準法に関連する専門知識を習得することを目標とする。
この科目は地方公共団体で都市計画を担当していた教員が,行政事務の経験を活かし,建築基準法に関連する内容について講義形式で授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
座学により,建築基準法で必要とされる専門知識は図および写真などを用いて説明する。
学科試験の合格レベルに達するためには,実務に即した膨大な専門用語を理解する必要がある。
本授業では,主要なキーワードを効率良く習得するために,各授業の中で課題を課す。
注意点:
【学習・教育目標】
本科(準学士課程):RB◎
専攻科      :JB
【関連科目】
環境都市工学設計製図Ⅰ(2年)、建築計画Ⅰ(2年)、環境都市工学設計製図Ⅱ(3年)、環境都市計画論(3年)、環境都市工学設計製図Ⅲ(4年)、建築計画Ⅱ(4年)、環境都市工学設計製図Ⅴ(5年)、地域都市計画(5年)
【評価方法】
合計2回の試験(前期中間試験・期末試験)における点数(約6割)、課題の評点(約4割)に基づいて評価する。
【評価基準】
最終成績60%以上で合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、建築基準法のあらまし 建築基準法の目的,構成,法令の体系を理解する
法令用語の読み方を理解する
性能規定と仕様規定の内容を理解する
2週 総則に関する規定 用語の定義,面積・高さなどの算定方法と建築手続きなど理解する
3週 一般構造に関する規定(その1) 居室における採光・換気を理解する
地下室を居室とする場合の技術的基準を理解する
居室の天井の高さと床の高さを理解する
4週 一般構造に関する規定(その2) 共同住宅における界壁を理解する
階段と傾斜路の寸法を理解する
便所とし尿浄化槽に関する法律を理解する
5週 都市計画区域内に関する規定(その1) 道路と敷地などに関する法律を理解する
用途地域に関する法律を理解する
6週 都市計画区域内に関する規定(その2) 容積率・建ぺい率に関する法律を理解する
建築物の高さ制限に関する法律を理解する
7週 都市計画法 用語の定義,都市計画の内容,建築の規制などに関する法律を理解する
8週 中間試験
2ndQ
9週 防火に関する規定(その1) 大規模の木造建築物の主要構造物に関する法律を理解する
10週 防火に関する規定(その2) 建築物の防火区画と内装制限に関する法律を理解する
11週 避難に関する規定(その1) 避難のための廊下,出口と階段に関する法律を理解する
排煙設備に関する法律を理解する
12週 避難に関する規定(その2) 非常用昇降機,敷地内の避難上と消火上必要な通路,地下街などに関する法律を理解する
13週 構造強度に関する規定(その1) 構造耐力,構造部材,木造,S造,RC造,SRC造に関する法律を理解する
14週 構造強度に関する規定(その2) 構造計算と構造方法の基準などを理解する
15週 消防法,建設業法,住宅性能表示制度 消防法と建設業法の概要を理解する
住宅の品質に関する専門用語を理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
設計応用力000